名前
CORBA::ORB::bind_object - オブジェクトとプロセスのバインド関係の登録
形式
void CORBA::ORB::bind_object( CORBA::Object_ptr obj, CORBA::Environment &env );
機能説明
引数のオブジェクト(obj)と本APIを発行したプロセスとのバインド関係をCORBAサービスに登録します。バインド関係を解除する場合はCORBA::ORB::unbind_object()を発行します。
パラメタ
バインド関係を登録する対象となるオブジェクト。
例外情報が格納される構造体。
復帰値
正常復帰した場合の復帰値はありません。
異常終了した場合は、envのexceptionメンバにSystemExceptionオブジェクトのオブジェクトリファレンスが設定されます。設定される例外情報の意味は以下のとおりです。マイナーコードの意味については、“メッセージ集”の“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照してください。
POA(Portable Object Adapter)用のライブラリがリンクされている可能性があります。
POAを使用しない場合は、POA用のライブラリをリンクから外してください。
バインドしようとしたオブジェクトが既にバインド済です。
バインドしようとしたオブジェクトのインプリメンテーションが、自身のインプリメンテーションと異なっています。
バインドできる上限を超えました。
クライアント用ライブラリ(ODWINCPP.LIB)が使用されています。
注意事項
バインド可能なオブジェクトの数は、CORBAサービスの設定ファイル(config)のmax_bind_instancesに依存します。
本関数を使用する場合、インプリメンテーションリポジトリを登録する際に“iswitch”パラメタに“object”を設定してください。
POA(Portable Object Adapter)を使用する場合は、本関数を発行してはいけません。
ライアント用ライブラリ(ODWINCPP.LIB)では使用できません。