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Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編)
FUJITSU Software

1.21.3 リポジトリサーバとのユーザ認証インタフェース

関数名

関数の説明

ldap_simple_bind()

リポジトリサーバとの簡易認証をします。
(非同期型)

ldap_simple_bind_s()

リポジトリサーバとの簡易認証をします。
(同期型)

1.21.3.1 ldap_simple_bind()

名前

ldap_simple_bind

形式

#include "idldap.h"
int  ldap_simple_bind(
        LDAP  *ld,
        const char  *dn,
        const char  *passwd );

機能説明

この関数は、リポジトリサーバに対して非同期型の簡易認証を要求します。

アノニマス(匿名ユーザ)でアクセスする場合は、dnパラメタ、およびpasswdパラメタにNULLを指定します。
また、BINDを省略すると、サーバへの要求は、すべてアノニマスアクセスとして処理されます。

BIND操作のresult情報を受け取る場合、ldap_result()を使用します。この時、ldap_simple_bind()の復帰値として返されたメッセージIDを指定します。詳細は、“処理結果の受取り/判定”を参照してください。

ldapssl_init()で獲得したセションハンドルを使用している場合、SSLライブラリで発生したエラーをldapssl_error()で参照することができます。

パラメタ

ld

ldap_init()、またはldapssl_init()で通知された、セションハンドルを指定します。

dn

BINDするためのDNのアドレスを指定します。NULLを指定した場合、リポジトリサーバにアノニマス(匿名ユーザ)でBINDします。

passwd

BINDするためのパスワードのアドレスを指定します。

復帰値

1.21.3.2 ldap_simple_bind_s()

名前

ldap_simple_bind_s

形式

#include "idldap.h"
int  ldap_simple_bind_s(
        LDAP  *ld,
        const char  *dn,
        const char  *passwd );

機能説明

この関数は、リポジトリサーバに対して同期型の簡易認証を要求します。

アノニマスでアクセスする場合は、dnパラメタ、およびpasswdパラメタにNULLを指定します。
また、BINDを省略すると、サーバへの要求は、すべてアノニマスアクセスとして処理されます。

ldapssl_init()で獲得したセションハンドルを使用している場合、SSLライブラリで発生したエラーをldapssl_error()で参照することができます。

パラメタ

ld

ldap_init()、またはldapssl_init()で通知された、セションハンドルを指定します。

dn

BINDするためのDNのアドレスを指定します。NULLを指定した場合、サーバにアノニマス(匿名ユーザ)でBINDします。

passwd

BINDするためのパスワードのアドレスを指定します。

復帰値

この関数では、復帰値としてLDAPエラーコードを返します。LDAPエラーコードの値については、“メッセージ集”の“LDAPエラーコード”を参照してください。