ワークユニットが異常終了した場合、メッセージEXTP4400が出力され、ワークユニットが異常終了した原因がEXTP4400の前に出力されます。メッセージを参照して対処してください。
以下にワークユニットが異常終了となる原因の可能性について説明します。
連続異常終了回数に達した
アプリケーションの連続異常終了の回数が、ワークユニット定義の「Control Optionセクション」の「Application Retry Count」に設定された連続異常終了回数に達した場合、ワークユニットが異常終了します。この場合、メッセージEXTP4400の前に以下のメッセージが出力されます。
EXTP4656
EXTP4657
自動再起動が失敗した
アプリケーションが異常終了した、またはアプリケーションのタイムアウトによりアプリケーションが強制終了し、アプリケーションプロセスの自動再起動処理が失敗した場合、ワークユニットが異常終了します。この場合、メッセージEXTP4400の前に出力されたメッセージが自動再起動処理の失敗した原因を示しています。出力されたメッセージに対する対処を行ってください。
ワークユニット停止コマンドを使用せずにアプリケーションプロセスを停止した
ワークユニット停止コマンドを使用しないで、アプリケーションプロセスのプロセス自体を強制的に停止すると、ワークユニットが異常終了します。アプリケーションプロセスを停止する場合は、必ずワークユニット停止コマンドを使用してください。
ワークユニット配下で動作するアプリケーションプロセスの異常終了の原因を特定できない
ワークユニット配下で動作するアプリケーションプロセスがメッセージEXTP4703,EXTP4371,EXTP4656,EXTP4354を出力し、異常終了したが原因を特定できない場合、以下のログファイルを参照することにより、アプリケーションプロセスがexitにより終了したか、シグナルにより終了したかを特定できます。
/var/opt/FJSVisas/system/default/FSUNextp/td001/tmp/is/proc_term_status.log
/var/opt/FJSVisas/system/default/FJSVextp/td001/tmp/is/proc_term_status.log
/var/opt/FJSVisas/system/[システム名]/FSUNextp/[システム名]/tmp/is/proc_term_status.log
-------------------------------------------------------------------------------- SYSTEM NAME :default OUTPUT TIME :10/11/2004 14:22:51 -------------------------------------------------------------------------------- TIME PID EXIT SIGNAL CORE 10/11/2004 14:22:51 4009 0 - NO 10/11/2004 14:36:54 4018 - 9 NO 10/11/2004 14:54:28 4023 - 11 YES
Interstageのシステム名。
Interstage起動時または本ログファイルを作成した日時。
プロセスが終了した日時。
終了したプロセスのプロセスID。
プロセスが正常終了した場合、終了したプロセスの返り値を表示します。返り値とは、exit()や_exit()の引数として設定された値、およびmainプログラムのreturn文で引数として与えられた値(0~255)。負の値および256以上の値は、正しく表示されません。
プロセスがシグナルにより終了した場合、プロセスを終了させたシグナル番号を表示します。
プロセスのcore出力の有無。YESの場合、ワークユニットのカレントディレクトリにcoreが出力されます。
上記のログファイルの場合、プロセスID「4009」のプロセスは正常終了しています。プロセスID「4018」および「4023」のプロセスは、シグナル番号よりそれぞれSIGKILL、SIGSEGVで終了していると特定できます。
注意
本ログファイルは、プロセス終了時に必ず出力されるため、ワークユニットが正常終了した場合にも出力されます。
本ログファイルは、ファイルサイズが1Mバイトを超えると新しいファイルに切り替わります。使用していたログファイルは「proc_term_status.old」として保存され、次にログファイルのサイズが1Mバイトを超えた際に削除されます。