以下にワークユニット起動コマンド無応答となる原因の可能性について説明します。
ワークユニット出口プログラム(前処理)がハングアップ
ワークユニット起動時に呼び出されるワークユニット出口プログラム(前処理)が復帰していない場合、コマンドが無応答となります。
モジュール不整合によるハングアップ
以下の条件の場合、ワークユニット起動時に参照するリンクライブラリの参照先を誤り、コマンドが無応答となります。
C++言語で作成したアプリケーションを使用している。
C言語/COBOLアプリケーション(COBOLはSolarisのみ使用可能)で作成したプロセスモードのアプリケーションで、サーバアプリケーション間連携を使用した3階層モデルを使用している。
ワークユニット定義の「LIBRARY for Application」に、以下が指定されていない。
/opt/FSUNod/lib/nt
/opt/FJSVod/lib/nt
この場合、ワークユニット定義で指定したカレントディレクトリのstderrに以下のメッセージが出力されて、ワークユニット起動コマンドがハングアップします。
libc internal error: _rmutex_unlock: rmutex not hold.
本現象が発生した場合は、ワークユニット起動コマンドプロセスとサーバアプリケーションプロセスをkillして、ハングアップ状態を解除してください。
ワークユニット定義の「LIBRARY for Application」に以下を指定し、再度ワークユニット起動コマンドを実行してください。
/opt/FSUNod/lib/nt
/opt/FJSVod/lib/nt