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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express トラブルシューティング集
FUJITSU Software

10.3 Webアプリケーションの開発・運用時の異常

Webアプリケーションの開発・運用時に発生する以下のトラブルについて対処方法を説明します。

JSPのコンパイルに失敗した場合

以下の可能性が考えられます。

JSPまたはJSPから静的includeされているファイルを更新しても実行時に反映されない

以下の可能性があります。

以下の対処を行ってください。

エラーページとして指定したページがWebブラウザに表示されない場合

「使用上の注意」の「Webアプリケーションの注意事項」の「エラーページについて」の「Webブラウザの設定」を参照してください。

Webブラウザにステータスコード「404 Not Found」が通知される

IJServerクラスタ資源をリストア・移入した場合、isprintbackuprscコマンドで表示されたバックアップ対象サービスの資源もリストア・移入しているか確認してください。

WebサーバコネクタのログにメッセージIJServer12027が出力されている場合

メッセージの説明に記載されている対処を行っても解決しない場合、以下の可能性があります。

以下の対処を行ってください。

Interstage Java EE DASサービスに配備したWebアプリケーションとの通信に失敗する場合

以下の可能性があります。

以下の対処を行ってください。

Webラウザにステータスコード「400 Bad Request」が通知される

Webコンテナのへアクセスする運用形態と「HTTPリスナー」のプロパティ「requestCheck」の設定値が合っているか確認してください。
詳細は、「Java EE運用ガイド」の「HTTPサービスの定義項目」を参照してください。

Webラウザにステータスコード「500 Internal Server Error」が通知される

以下を参照してください。

「メッセージ集」の「Webサーバから通知されるステータスコード」-「Server Error (500番台のステータスコード)」-「500」

障監視機能を使用しているが、故障が検出されない場合がある

WebサーバコネクタとWebサーバコネクタ(Interstage HTTP Server 2.2用)で、同一のWebサーバ名を使用している可能性があります。

故障監視を行っているWebサーバ名が、WebサーバコネクタとWebサーバコネクタ(Interstage HTTP Server 2.2用)の両方で使用されている場合、正しく故障監視を行うことができません。

以下の方法で、それぞれのWebサーバ名を確認してください。

故障監視を行っているWebサーバ名が、WebサーバコネクタとWebサーバコネクタ(Interstage HTTP Server 2.2用)の両方で使用されている場合、Webサーバコネクタ(Interstage HTTP Server 2.2用)で使用するWebサーバ名を変更してください。

  1. Webサーバ名を変更するWebサーバを停止します。

    Webサーバの停止方法については、「Interstage HTTP Server 2.2 運用ガイド」の「運用・保守」-「起動・停止」-「停止」を参照してください。

  2. wscadmin list-web-serversサブコマンドの--detailオプションでWebサーバコネクタの設定を出力し、記録します。
    list-web-serversサブコマンドについては、「Java EE運用ガイド(Java EE 6編)」の「Java EE 6運用コマンド」-「wscadmin」-「list-web-serversサブコマンド」を参照してください。

  3. wscadmin delete-envサブコマンドでWebサーバコネクタの動作環境を削除します。
    delete-envサブコマンドについては、「Java EE運用ガイド(Java EE 6編)」の「Java EE 6運用コマンド」-「wscadmin」-「delete-envサブコマンド」を参照してください。

  4. テキストエディタなどでWebサーバ一覧ファイル(servers.conf)を開いて、変更対象のWebサーバ名を新しいWebサーバ名に変更します。

    Webサーバ一覧ファイル(servers.conf)の設定方法については、「Interstage HTTP Server 2.2 運用ガイド」の「チューニング」-「環境定義」-「Web サーバ一覧ファイル(servers.conf)」を参照してください。

  5. wscadmin create-envサブコマンドで、新しいWebサーバ名を指定し、Webサーバコネクタの動作環境を作成します。
    create-envサブコマンドについては、「Java EE運用ガイド(Java EE 6編)」の「Java EE 6運用コマンド」-「wscadmin」-「create-envサブコマンド」を参照してください。

  6. asadminまたはwscadminコマンドを使用し、2.で記録したWebサーバコネクタの設定と同様になるように、設定を行ってください。
    asadmin、wscadminコマンドについては、「Java EE運用ガイド(Java EE 6編)」の「Java EE 6運用コマンド」を参照してください。

  7. Webサーバ名を変更したWebサーバを起動します。

    Webサーバの起動方法については、「Interstage HTTP Server 2.2 運用ガイド」の「運用・保守」-「起動・停止」-「起動」を参照してください。


svmondspstatコマンドで表示されない振り分け先がある

WebサーバコネクタとWebサーバコネクタ(Interstage HTTP Server 2.2用)で、同一のWebサーバ名を使用している可能性があります。

故障監視機能を使用しているが、故障が検出されない場合がある」を参照してください。