ここでは、Interstageシングル・サインオンのリストア/移入時に発生するトラブルの事例およびその対処について説明します。
参照
Interstageシングル・サインオンのリストア/移入方法については、「運用ガイド(基本編)」の「メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行/ホスト情報の変更)」を参照してください。
リストア/移入時にエラーメッセージ[0134]を出力して失敗する
ssorestoreコマンドを実行してInterstageシングル・サインオンのリストア/移入を行う際に、エラーメッセージ[0134]が出力されて異常終了する場合は、リストア/移入環境の8.3形式(ショートネーム)のインストールディレクトリがバックアップ/移出資源の8.3形式(ショートネーム)のインストールディレクトリと一致していない可能性があります。
以下の手順で、8.3形式(ショートネーム)のインストールディレクトリを一致させてください。
エラーメッセージ[0134]に含まれる8.3形式(ショートネーム)のインストールディレクトリを確認します。
リストア/移入環境の8.3形式(ショートネーム)のインストールディレクトリを確認します。
例
本製品のインストールディレクトリが「C:\Interstage」の場合
Interstageのインストールディレクトリに移動します。
cd C:\Interstage cd ..
dirコマンドを使用して、8.3形式(ショートネーム)のディレクトリ名を確認します。
dir /x XXXX/XX/XX XX:XX <DIR> INTERS~1 Interstage
上記の例の場合、Interstageのインストールディレクトリに設定されている8.3形式(ショートネーム)のパスは、dirコマンドの実行結果から「C:\INTERS~1」となります。
バックアップ/移出資源の8.3形式(ショートネーム)のインストールディレクトリとリストア/移入環境の8.3形式(ショートネーム)のインストールディレクトリが一致していない場合は、8.3形式(ショートネーム)のインストールディレクトリが一致するようにInterstageを再インストールします。
例
エラーメッセージ[0134]に含まれていたバックアップ/移出資源の8.3形式(ショートネーム)のインストールディレクトリが「C:\INTERS~2」であった場合
Interstageをインストールするトップディレクトリに移動します。
cd C:\
8.3形式(ショートネーム)が「INTERS~1」となるようにディレクトリを作成します。
mkdir Interstage1
dirコマンドを使用して、8.3形式(ショートネーム)のディレクトリ名を確認します。
dir /x XXXX/XX/XX XX:XX <DIR> INTERS~1 Interstage1
Interstageをインストールします。
dirコマンドを使用して、「C:\Interstage」の8.3形式(ショートネーム)のディレクトリ名を確認します。
dir /x XXXX/XX/XX XX:XX <DIR> INTERS~2 Interstage XXXX/XX/XX XX:XX <DIR> INTERS~1 Interstage1
上記の例の場合、先に「Interstage1」というダミーディレクトリを作成することにより、「Interstage」の8.3形式(ショートネーム)のディレクトリ名を「INTERS~2」にしています。