リポジトリの作成直後は、OS起動時にリポジトリが自動起動するように設定されています。
OSを起動したときのリポジトリの自動起動は、以下の方法で確認、設定できます。
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[コントロールパネル] > [管理ツール] > [サービス]で、Interstage ディレクトリサービスのサービス(Interstage Directory Service(リポジトリ名))のスタートアップの種類が「自動」になっていることを確認します。スタートアップの種類が「手動」になっている場合は、「自動」に変更します。
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irepadminコマンドを使用して、リポジトリが自動起動する設定(-startup オプションが「Auto」)になっていることを確認します。手動で起動する設定(-startup オプションが「Manual」)になっている場合は、irepadminコマンドを使用して、自動起動する設定に変更します。
irepadminコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“Interstage ディレクトリサービス運用コマンド”を参照してください。
■Interstage ディレクトリサービスをWindows(R)で運用する場合
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Windows(R)では、Interstage ディレクトリサービスとRDBを同じマシンで運用するか、または別々のマシンで運用するかで、設定方法が違います。
Interstage ディレクトリサービスとRDBを同じマシンで運用するとき

IDS:Interstage ディレクトリサービス
[コントロールパネル] > [管理ツール] > [サービス]で、Interstage ディレクトリサービスのサービスのスタートアップの種類が「自動」になっていることを確認します。スタートアップの種類が「手動」になっている場合は、「自動」に変更します。
RDBのサービスの起動を待ち合わせる設定をします。
irepadminコマンドの-setsvc オプションを使用して、Interstage ディレクトリサービスのサービスとRDBのサービスに依存関係を設定します。RDBのサービスの設定操作は不要です。
リポジトリの作成直後は、依存関係は設定されていません。
irepadminコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“Interstage ディレクトリサービス運用コマンド”を参照してください。
Interstage ディレクトリサービスとRDB(Windows(R))を別々のマシンで運用するとき
Interstage ディレクトリサービスのサービスよりも先に、RDBのサービスが起動されている必要があります。RDBのサービスの起動を待ち合わせることはできません。

IDS:Interstage ディレクトリサービス
[コントロールパネル] > [管理ツール] > [サービス]で、Interstage ディレクトリサービスのサービスのスタートアップの種類が「自動」になっていることを確認します。スタートアップの種類が「手動」になっている場合は、「自動」に変更します。
OSを起動したときに、RDBのサービスが自動で起動されるように設定します。
スタートアップの種類が、「手動」になっている場合は、「自動」に変更してください。
Symfoware/RDBの場合のサービス名
SymfoWARE RDB RDBシステム名
Oracle Database・リスナーのサービス名(デフォルトのリスナー)
Oracle<Oracleホーム名>TNSListener
Oracle Database・リスナーのサービス名(デフォルトでないのリスナー)
Oracle<Oracleホーム名>TNSListener<リスナー名>
Oracle Databaseのサービス名
OracleService<Oracleインスタンス識別名(Oracle SID)>
ポイント
Interstage ディレクトリサービスとRDBを別々のマシンで運用するときには、Interstage ディレクトリサービスのサービスとRDBのサービスとの間で、依存関係を設定することはできません。
Interstage ディレクトリサービスとRDB(SolarisまたはLinux)を別々のマシンで運用するとき
Interstage ディレクトリサービスのサービスよりも先に、RDBのサービスが起動されている必要があります。RDBのサービスの起動を待ち合わせることはできません。

IDS:Interstage ディレクトリサービス
RDBでは、OSの起動時、データベースを自動起動する機能は提供されていない場合があります。
Oracle Databaseを使用する場合
Oracleのマニュアルを参照して、データベースが自動起動するように起動スクリプトの設定を行ってください。
Symfoware Serverを使用する場合
Symfoware ServerからRDBシステム起動スクリプトが提供されていない場合には、Interstage ディレクトリサービスが提供するRDBシステム起動スクリプトのサンプルを修正し、以下のディレクトリに配置してください。
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/etc/rc2.d/S90FJSVireprdb2b
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/etc/rc.d/rc0.d/K20FJSVireprdb2b /etc/rc.d/rc1.d/K20FJSVireprdb2b /etc/rc.d/rc2.d/S81FJSVireprdb2b /etc/rc.d/rc3.d/S81FJSVireprdb2b /etc/rc.d/rc4.d/S81FJSVireprdb2b /etc/rc.d/rc5.d/S81FJSVireprdb2b /etc/rc.d/rc6.d/S81FJSVireprdb2b
RDBシステム起動スクリプトのサンプルは、以下のディレクトリにあります。
C:\Interstage\IREP\sample\RDB\SYM\PROCEDURE
起動スクリプト中のRDBNAMEには、“第3章 データベースの構築”で作成したRDBシステム名を指定してください。すべての起動スクリプトを修正して配置してください。
例
RDBシステム起動スクリプトのサンプル
#!/bin/sh
# ---
# All Rights Reserved, Copyright (c) FUJITSU LIMITED 2006
# ---
RDBNAME=dsdbsys
LC_ALL=C
export RDBNAME
export LC_ALL
SYS=`uname`
if ( test "$SYS" = "SunOS" ) then
RDBPATH=/opt/FSUNrdb2b
LD_LIBRARY_PATH=$RDBPATH/lib:/etc/opt/FSUNiconv/lib
LD_LIBRARY_PATH_64=$RDBPATH/lib
export LD_LIBRARY_PATH
export LD_LIBRARY_PATH_64
elif ( test "$SYS" = "Linux" ) then
RDBPATH=/opt/FJSVrdb2b
LD_LIBRARY_PATH=$RDBPATH/lib
export LD_LIBRARY_PATH
fi
case "$1" in
start)
if ( test -f $RDBPATH/bin/rdbstart ) then
$RDBPATH/bin/rdbstart
fi
;;
以下は修正不要ですので、省略します。■Interstage ディレクトリサービスをSolarisまたはLinuxで運用する場合
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Solaris、およびLinuxでは、Interstage ディレクトリサービスとRDBを運用するマシンが同じであるかどうかに関係なく、以下の設定操作をしてください。
irepadminコマンドを使用して、リポジトリが自動起動する設定(-startup オプションが「Auto」)になっていることを確認します。手動で起動する設定(-startup オプションが「Manual」)になっている場合は、irepadminコマンドを使用して、自動起動する設定に変更します。
リポジトリの作成直後は、リポジトリがOS起動時に自動起動するように設定されています。
irepadminコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“Interstage ディレクトリサービス運用コマンド”を参照してください。
OSを起動したときに、RDBのサービスが自動で起動されるように設定します。
RDBをWindows(R)上で運用するとき

IDS:Interstage ディレクトリサービス
“Interstage ディレクトリサービスをWindows(R)で運用する場合”の“Interstage ディレクトリサービスとRDB(Windows(R))を別々のマシンで運用するとき”の手順2と同じ方法で、設定してください。
RDBをSolarisまたはLinux上で運用するとき

IDS:Interstage ディレクトリサービス

IDS:Interstage ディレクトリサービス
RDBでは、OSの起動時、データベースを自動起動する機能は提供されていない場合があります。
Oracle Databaseを使用する場合
Oracleのマニュアルを参照して、データベースが自動起動するように起動スクリプトの設定を行ってください。
Symfoware Serverを使用する場合
Symfoware ServerからRDBシステム起動スクリプトが提供されていない場合には、Interstage ディレクトリサービスが提供するRDBシステム起動スクリプトのサンプルを修正し、以下のディレクトリに配置してください。
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/etc/rc2.d/S90FJSVireprdb2b |
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/etc/rc.d/rc0.d/K20FJSVireprdb2b |
RDBシステム起動スクリプトのサンプルは、以下のディレクトリにあります。
/opt/FJSVirep/sample/RDB/SYM/PROCEDURE |
起動スクリプト中のRDBNAMEには、“第3章 データベースの構築”で作成したRDBシステム名を指定してください。すべての起動スクリプトを修正して配置してください。
起動スクリプトのサンプルの内容は、“RDBシステム起動スクリプトのサンプル”を参照してください。
リポジトリがOS起動時に自動起動するように設定(-startup オプションがAuto)になっている場合、RDBのサービスの起動を待ち合わせるように設定することができます。RDBのサービスの起動を待ち合わせるには、irepadminコマンドの-rdbwait オプションを使用します。
リポジトリの作成直後は、RDBのサービスの起動を待ち合わせないでエラーとなるように設定されています。
irepadminコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“Interstage ディレクトリサービス運用コマンド”を参照してください。
ポイント
Interstage ディレクトリサービスよりも先に、RDBが起動されている必要があります。