ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server/Interstage Web Server Express Interstage HTTP Server 運用ガイド
FUJITSU Software

4.1.3 自動起動の設定

Webサーバの起動方法には、オペレーティングシステムの起動時にWebサーバを自動的に起動する方法と、Interstage管理コンソールまたはコマンドなどを使用して手動で起動する方法があります。
ここでは、オペレーティングシステムの起動時にWebサーバを自動起動する場合、および自動起動しない場合の設定方法について説明します。手動で起動する場合の手順については、「4.1.1 起動」を参照してください。


注意

  • インストール直後の自動起動設定について以下に示します。自動起動設定の有無は、エディション/インストール時に指定したサーバタイプにより異なります。

    • Enterprise Editionアプリケーションサーバ機能/Web Package機能の場合:自動起動します。


    • 管理サーバ機能の場合:自動起動しません。

    • Web-J EditionStandard-J Edition自動起動します。

  • Interstageとの連動設定を行っている場合は、Interstageの自動起動によりWebサーバが起動されます。Webサーバの自動起動は、設定しないでください。

自動起動する場合の設定方法

  1. Administrator権限でログインし、「コントロールパネル」-「サービス」または「コントロールパネル」-「管理ツール」-「サービス」を起動後、以下のサービス名を選択し、「全般」タグの「スタートアップの種類」を「自動」に変更します。

    • Webサーバ名「FJapache」(インストール時に作成されるWebサーバ)のサービス:「FJapache」

    • 上記以外のWebサーバのサービス:「Interstage HTTP Server(Webサーバ名)」


自動起動しない場合の設定方法

  1. Interstageとの連動が設定されている場合は、連動しない設定を行います。

    • Interstage管理コンソールを使用して設定する場合
      [システム] > [システム:状態]画面の[環境設定]タブ > [システム:環境設定]画面で、定義項目[Interstageとの連動]-[Webサーバ]に「連動しない」を指定して[適用]ボタンをクリックします。

    • Enterprise EditionInterstage統合コマンドを使用する場合

      isstop -f
      ismodifyservice -d FJapache
  2. Administrator権限でログインし、「コントロールパネル」-「サービス」または「コントロールパネル」-「管理ツール」-「サービス」を起動後、以下のサービス名を選択し、「全般」タグの「スタートアップの種類」を「手動」に変更します。

    • Webサーバ名「FJapache」(インストール時に作成されるWebサーバ)のサービス:「FJapache」

    • 上記以外のWebサーバのサービス:「Interstage HTTP Server(Webサーバ名)」


自動起動/自動停止する場合の設定方法

  1. 以下のシェルスクリプトを実行し、自動起動/自動停止するように設定します。

    /opt/FJSVihs/etc/boot/ihsautosetup.sh

自動起動/自動停止しない場合の設定方法 (RHEL5/RHEL6)

  1. Interstageとの連動が設定されている場合は、連動しない設定を行います。

    • Interstage管理コンソールを使用して設定する場合
      [システム] > [システム:状態]画面の[環境設定]タブ > [システム:環境設定]画面で、定義項目[Interstageとの連動]-[Webサーバ]に「連動しない」を指定して[適用]ボタンをクリックします。

    • Enterprise EditionInterstage統合コマンドを使用する場合

      isstop -f
      ismodifyservice -d FJapache
  2. 以下のシェルスクリプトを実行し、自動起動/自動停止しないように設定します。

    /opt/FJSVihs/etc/boot/ihsautoclean.sh

ポイント

(RHEL5/RHEL6)
自動起動/自動停止するように設定すると、RCプロシジャに以下の起動/停止シェルスクリプトを登録します。自動起動/自動停止しないように設定すると、以下の起動/停止シェルスクリプトの登録を解除します。

(RHEL5/RHEL6)

/etc/rc0.d/K17FJapache
/etc/rc1.d/K17FJapache
/etc/rc2.d/K17FJapache
/etc/rc3.d/S51FJapache
/etc/rcS.d/K17FJapache

/etc/rc0.d/K14FJapache
/etc/rc1.d/K14FJapache
/etc/rc2.d/S86FJapache
/etc/rc3.d/S86FJapache
/etc/rc4.d/S86FJapache
/etc/rc5.d/S86FJapache
/etc/rc6.d/K14FJapache


自動起動/自動停止しない場合の設定方法 (RHEL7)

  1. Interstageとの連動が設定されている場合は、連動しない設定を行います。

    • Interstage管理コンソールを使用して設定する場合
      [システム] > [システム:状態]画面の[環境設定]タブ > [システム:環境設定]画面で、定義項目[Interstageとの連動]-[Webサーバ]に「連動しない」を指定して[適用]ボタンをクリックします。

    • Enterprise EditionInterstage統合コマンドを使用する場合

      isstop -f
      ismodifyservice -d FJapache
  2. Webサーバが起動されている場合は、Webサーバを停止します。Webサーバの停止については、「4.1.2 停止」を参照してください。

  3. 以下のコマンドを実行し、Interstage HTTP Serverのユニットを停止します。

    systemctl stop FJSVihs_start.service FJSVihs_stop.service
  4. 以下のシェルスクリプトまたはコマンドを実行し、自動起動/自動停止しないように設定します。

    /opt/FJSVihs/etc/boot/ihsautoclean.sh

    または

    systemctl disable FJSVihs_start.service FJSVihs_stop.service

参照

(RHEL7)
自動起動/自動停止の詳細については、「運用ガイド(基本編)」の「RHEL7でのサービス自動起動/自動停止」を参照してください。