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Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)
FUJITSU Software

A.2.4 Interstage JMXサービスのカスタマイズ

Interstage JMXサービスは、Interstage管理コンソールの実行基盤です。Interstage JMXサービスのカスタマイズを行う場合、以下のInterstage JMXサービスの環境定義ファイルを編集して変更します。


ファイル格納先

[本製品インストールフォルダ]\jmx\etc\isjmx.xml

/etc/opt/FJSVisjmx/isjmx.xml

ファイル内容(例)

<?xml version="1.0" encoding="shift_jis"?>
<isjmx>
    <!-- Change or add definitions of port numbers here. -->
    <port rmi="12200" internal="12210" https="12220" rmiinvoke="12230"/>

    <!-- Change java VM options here. -->
    <server java.home="C:\Interstage\JDK6" options="-Xmx256m -XX:MaxPermSize=128m"/>

    <!-- Change the max number of MBeans here. -->
    <registry max="100000"/>

    <!-- Change time-out intervals here. -->
    <timeout rmi="20" https="20"/>

    <!-- Add the definition of the localhost IP address here. -->
    <!-- <host localhost="xxx.xxx.xxx.xxx"/> -->

    <!-- Change the upper limits of the login log file here. -->
    <loginlog max="1"/>

    <!-- Change the upper limits of the operation log file here. -->
    <operationlog max="1"/>
</isjmx>

ファイル内容(例)

<?xml version="1.0"?>
<isjmx>
    <!-- Change or add definitions of port numbers here. -->
    <port rmi="12200" internal="12210" https="12220" rmiinvoke="12230"/>

    <!-- Change java VM options here. -->
    <server java.home="/opt/FJSVawjbk/jdk6" options="-Xmx256m -XX:MaxPermSize=128m"/>

    <!-- Change the max number of MBeans here. -->
    <registry max="100000"/>

    <!-- Change time-out intervals here. -->
    <timeout rmi="20" https="20"/>

    <!-- Add the definition of the localhost IP address here. -->
    <!-- <host localhost="xxx.xxx.xxx.xxx"/> -->

    <!-- Change the upper limits of the login log file here. -->
    <loginlog max="1"/>

    <!-- Change the upper limits of the operation log file here. -->
    <operationlog max="1"/>
</isjmx>

注意

isjmxchangedefコマンド、またはisjmxrestoreコマンドを実行すると、タグや属性の配置が変わることがありますが、Interstage JMXサービスの動作に影響はありません。


カスタマイズ項目

設定項目

設定内容

isjmx.xmlファイルの指定値

デフォルト値

RMIレジストリへの要求を受け付けるポート番号

Interstage JMXサービスがInterstage管理コンソールからの要求を受け付けるためのポート番号です。
1~65535の整数値で設定します。

portタグのrmi属性

12200

ポート番号

Interstage JMXサービスの運用に使用するポート番号です。
1~65535の整数値で設定します。

portタグのinternal属性

12210

SSL通信(HTTPS)で要求を受け付けるポート番号

Interstage JMXサービスがInterstage管理コンソールからの要求を受け付けるためのポート番号です。
1~65535の整数値で設定します。

portタグのhttps属性

12220

RMI通信で要求を受け付けるポート番号

Interstage JMXサービスがInterstage管理コンソールからの要求を受け付けるためのポート番号です。
1~65535の整数値で設定します。
指定を省略した場合には、未使用のポートが自動的に使用されます。

portタグのrmiinvoke属性

12230

JDK/JREのインストールパス

Interstage JMXサービスが使用するJDKまたはJREのインストールパスです。
本定義値は、Interstageのインストール時に自動的に設定されます。

注意

バージョンが6.0のJDK/JREを指定してください。

serverタグのjava.home属性

Interstageのインストール時に自動設定

javaプロセスに指定するオプション情報

Interstage JMXサービスが使用するjavaプロセスに指定するオプション情報です。

serverタグのoptions属性

-Xmx256m -XX:MaxPermSize=128m

MBeanの登録数の上限値

Interstage JMXサービスに登録可能なMBeanの登録数の上限値です。MBeanとは、Interstage JMXサービスが管理するリソース情報です。
1~2147483647の整数値で設定します。

registryタグのmax属性

100000

通信のタイムアウト時間

Interstage JMXサービスの通信のタイムアウト時間(分)です。
Interstage JMXサービスの通信のタイムアウトが発生した場合でも、要求した処理はInterstage上で続行されます。
0~10080の整数値で設定します。0を設定した場合、Interstage JMXサービスの通信のタイムアウトは発生しません。

注意


マルチサーバ環境の場合、管理サーバ側に対して操作してください。

timeoutタグのrmi属性

20

SSL通信(HTTPS)のタイムアウト時間

Interstage JMXサービスのSSL通信(HTTPS)のタイムアウト時間(分)です。
Interstage JMXサービスのSSL通信のタイムアウトが発生した場合でも、要求した処理はInterstage上で続行されます。
0~10080の整数値で設定します。0を設定した場合、Interstage JMXサービスのSSL通信のタイムアウトは発生しません。

注意


マルチサーバ環境の場合、管理サーバ側に対して操作してください。

timeoutタグのhttps属性

20

他のサーバとの通信を行う際に使用するIPアドレス

Interstage JMXサービスが他のサーバとの通信を行う際に使用するIPアドレスです。
複数のIPアドレスを持っているサーバで、システムの運用管理に使用するLANと、業務で使用するLANを分けている場合などに、Interstage JMXサービスで使用するIPアドレスを指定します。
IPアドレスが一つの場合、指定する必要はありません。

注意

「他のサーバとの通信を行う際に使用するIPアドレス」を設定した場合、isjmx.xmlファイルの指定値「serverタグのoptions属性」に「-Djava.rmi.server.hostname=(IPアドレス)」を設定した場合と同様の動作となります。

hostタグのlocalhost属性

なし

Interstage JMXサービスのログインログのファイルサイズの上限値

Interstage JMXサービスに対するログイン要求を記録するログインログのログファイルサイズの上限値です。
単位はMBです。
1~100の整数値で設定します。
本定義を省略した場合、「1」が設定された状態で動作します。

loginlogタグのmax属性

1

Interstage JMXサービスの内部ログのファイルサイズの上限値

Interstage JMXサービスの内部ログのファイルサイズの上限値です。
単位はMBです。
「1」を設定してください。

operationlogタグのmax属性

1


ファイル編集後の作業

isjmx.xmlを変更した後、以下の手順でInterstage JMXサービスおよびInterstage管理コンソール用Servletサービスを再起動してください。
Interstage JMXサービスおよびInterstage管理コンソール用Servletサービスの停止、および、起動については「2.2 Interstage管理コンソールの起動・停止」を参照してください。

「Interstage JServlet(OperationManagement)」サービスおよび「Interstage Operation Tool」サービスを再起動してください。

Interstage JMXサービス、およびInterstage管理コンソール用Servletサービスを再起動してください。