CORBAサービス資源のリストア手順について説明します。
リストアコマンド
CORBAサービス資源のリストアでは、以下のコマンドを使用します。
C:\Interstage\ODWIN\bin\odrestoresys.exe
/opt/FSUNod/bin/odrestoresys
/opt/FJSVod/bin/odrestoresys
odrestoresysコマンドは、CORBAサービスが停止している状態で実行する必要があります。
なお、odrestoresysコマンドは、オプションを指定することにより、以下のリストアを行うことが可能です。
CORBAサービス(ORB)資源
ネーミングサービス資源
ロードバランス資源
インタフェースリポジトリ資源
リストア方法
バックアップ先パスがX:\Backup\ODの場合の操作例を以下に示します。
odrestoresysコマンドを実行して、CORBAサービス資源ファイルをリストアします。 |
バックアップ先パスが/backup/FSUNodの場合の操作例を以下に示します。
odrestoresysコマンドを実行して、CORBAサービスの資源ファイルをリストアします。 |
バックアップ先パスが/backup/FJSVodの場合の操作例を以下に示します。
odrestoresysコマンドを実行して、CORBAサービスの資源ファイルをリストアします。 |
注意事項
Interstage管理コンソールを使用してSSL環境を設定した場合は、バックアップしたInterstage証明書環境資源をリストアする必要があります。「4.5.14 Interstage証明書環境資源のリストア」を参照してInterstage証明書環境資源をリストアしてください。odsetSSLコマンドを使用して構築したSSL環境を使用している場合は、バックアップした以下の資源を、odsetSSLコマンドで指定したディレクトリにリストアしてください。
スロット情報ディレクトリ(odsetSSLコマンドの-sdオプションで指定したディレクトリ)
運用管理ディレクトリ(odsetSSLコマンドの-edオプションで指定したディレクトリ)
CORBAサービス資源のリストア後、以下のサービスの「スタートアップの種類」が「自動」で登録される場合があります。
InterfaceRep_Cache Service
InterfaceRep_Cache_e Service
Naming Service
NS LoadBalancingOption
バックアップ環境においてInterstageの自動起動の設定をしていた場合など、必要に応じて、以下の手順で「スタートアップの種類」を変更してください。
Administrators権限でログインします。
[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]を起動します。
各サービスのスタートアップの種類を確認します。
「スタートアップの種類」が「"自動」で登録されている場合は、各サービスを選択後、[プロパティ]により「手動」に変更します。