アプリケーションからイベントチャネルの動的作成と起動を行う場合は、イベントファクトリを使用します。アプリケーションの処理手順を以下に示します。
注意
イベントファクトリは、1プロセスかつ1スレッドのシングルスレッドのサービスであるため、同時に複数の要求を処理できません。
アプリケーションがイベントファクトリに同時に複数の処理要求を発行した場合、以下の図に示すように、2件目以降の処理要求はCORBAサービスにキューイングされ、イベントファクトリの処理が可能になるまで待ち状態となります。このため、アプリケーションがイベントファクトリに大量の処理要求を発行すると、キューイング中のリクエストにタイムアウトが通知されて、エラーが発生する可能性があります。
イベントファクトリに大量の処理要求を発行する場合は、必要に応じてタイムアウト時間を確認し、大きい値を設定するなどの対応を行ってください。タイムアウト時間については、「OLTPサーバ運用ガイド」の「ワークユニットの機能」-「CORBAワークユニット」-「タイマ監視」-「CORBAアプリケーション運用時のタイマ監視」/「ワークユニットのサーバアプリケーション最大処理時間」を参照してください。
注)(1)のリクエストが最初に到達した場合