起動できるワークユニット数、オブジェクト数およびプロセス数は以下の条件式を満たす必要があります。
(ワークユニット数×2)+(オブジェクト総数×m)+(プロセス総数×n)+1 ≦ 2010
この条件式を超えてワークユニットを起動する場合は、大規模システム用環境定義ファイルをコピーする必要があります。なお、Linux for Intel64版では、標準で大規模システム用環境定義ファイルが使用されています。
大規模システム用環境定義ファイルを使用した場合、以下の条件式まで起動できるワークユニット数、オブジェクト数およびプロセス数が拡張されます。
(ワークユニット数×2)+(オブジェクト総数×m)+(プロセス総数×n)+1 ≦ 6030
条件式のオブジェクト総数とは、ワークユニット定義の[Application Program]セクションの総数です。
IJServerの場合、各ワークユニットのオブジェクト数は以下となります。
IJServerタイプ | オブジェクト数 |
---|---|
WebアプリケーションとEJBアプリケーションを同一JavaVMで運用 Webアプリケーションのみ運用 EJBアプリケーションのみ運用 | 1 |
WebアプリケーションとEJBアプリケーションを別JavaVMで運用 | 2 |
条件式のm、nについては、m=1、n=2を基準値とし、以下に該当する場合は、変更してください。
islistwuおよびislistobjコマンドを使用する場合
m=2
islistaplprocコマンドを使用する場合
n=3
Interstage管理コンソールを使用する場合
m=2、n=3
| コピー元 | コピー先 |
---|---|---|
Interstageインストール先フォルダ\extp\etc\sys\td\extp.ini.large | Interstageインストール先フォルダ\td\var\td001\sys\etc\extp.ini | |
/opt/FSUNextp/etc/sys/td/extp.ini.large | デフォルトシステムの場合 | |
拡張システムの場合 | ||
/opt/FSUNextp/etc/sys/td/extp.ini.large | /var/opt/FJSVisas/system/default/FSUNextp/td001/sys/etc/extp.ini | |
/opt/FJSVextp/etc/sys/td/extp.ini.large | /var/opt/FJSVisas/system/default/FJSVextp/td001/sys/etc/extp.ini |
通常のシステム定義に復元する場合は、以下の通常システム用環境定義ファイルをコピーしてください。
| コピー元 | コピー先 |
---|---|---|
Interstageインストール先フォルダ\extp\etc\sys\td\extp.ini | Interstageインストール先フォルダ\td\var\td001\sys\etc\extp.ini | |
/opt/FSUNextp/etc/sys/td/extp.ini | デフォルトシステムの場合 | |
拡張システムの場合 | ||
/opt/FSUNextp/etc/sys/td/extp.ini | /var/opt/FJSVisas/system/default/FSUNextp/td001/sys/etc/extp.ini | |
/opt/FJSVextp/etc/sys/td/extp.ini | /var/opt/FJSVisas/system/default/FJSVextp/td001/sys/etc/extp.ini |
注意
大規模システム用環境定義ファイルを使用した場合、共有メモリ使用量が14メガバイト増加します。
環境定義ファイルをコピーする場合は、Interstageを停止してください。
コピー先の環境定義ファイルを誤って削除した場合、システム規模に応じて環境定義ファイルを再度コピーしてください。