J2EE機能の場合
J2EE機能の場合、基盤サービスは以下の構成となります。
Interstage管理コンソールの機能を実現するため、3つのサービスが動作します。
Interstage管理コンソール、J2EE運用コマンド、ワークユニット管理コマンドそれぞれで処理経路が異なります。
Java EE機能の場合
Java EE機能の場合、以下の構成となります。
Interstage Java EE管理コンソールの機能は、Interstage Java EE DASサービスのみで実現しています。
IJServerクラスタ/サーバーインスタンスに対するすべての操作要求は、Interstage Java EE DASサービスを経由します。
■比較（Interstage JMXサービス/Interstage Java EE DASサービス）
J2EEの機能名/定義名 | Java EEの機能名/定義名 |
|---|---|
RMIレジストリの接続ポート番号 | |
－ | |
運用管理用HTTPリスナーのポート番号 | |
RMI通信で要求を受け付けるポート番号 | |
Javaバージョン | |
JVMオプション | |
－ | |
－ | |
－ | |
アドレス | |
－ | |
MBeanServerのオペレーションログのファイルサイズの上限値 |
RMIレジストリへの要求を受け付けるポート番号
J2EE機能名/定義名 | J2EE定義方法 | Java EE機能名/定義名 | Java EE定義方法 |
|---|---|---|---|
RMIレジストリへの要求を受け付けるポート番号 | isjmx.xmlファイルのportタグのrmi属性 | RMIレジストリの接続ポート番号 | ■Interstage Java EE管理コンソール 設定> server-config> 管理サービス> system> ポート |
■コマンド asadmin setサブコマンドで、以下の定義項目を更新します。 server.admin-service.jmx-connector.system.port |
JMXコネクタのRMIレジストリのポート番号です。
ポート番号
J2EE機能名/定義名 | J2EE定義方法 | Java EE機能名/定義名 | Java EE定義方法 |
|---|---|---|---|
ポート番号 | isjmx.xmlファイルのportタグのinternal属性 | － | － |
Interstage JMXサービスの運用に使用するポート番号です。Java EEでは指定する必要はありません。
SSL通信（HTTPS）で要求を受け付けるポート番号
J2EE機能名/定義名 | J2EE定義方法 | Java EE機能名/定義名 | Java EE定義方法 |
|---|---|---|---|
SSL通信（HTTPS）で要求を受け付けるポート番号 | isjmx.xmlファイルのportタグのhttps属性 | 運用管理用HTTPリスナーのポート番号 | ■Interstage Java EE管理コンソール 設定> server-config> HTTP サービス> HTTP リスナー> admin-listener>リスナーポート |
■コマンド asadmin setサブコマンドで、以下の定義項目を更新します。 server.http-service.http-listener.admin-listener.port |
HTTPS経由で運用操作要求を受け付けるためのポート番号です。
RMI通信で要求を受け付けるポート番号
J2EE機能名/定義名 | J2EE定義方法 | Java EE機能名/定義名 | Java EE定義方法 |
|---|---|---|---|
RMI通信で要求を受け付けるポート番号 | isjmx.xmlファイルのportタグのrmiinvoke属性 | RMI通信で要求を受け付けるポート番号 | 以下のシステムプロパティでポート番号を指定します。 com.sun.aas.rmijmx.cbport ■Interstage Java EE管理コンソール 設定> server-config> システム設定 |
■コマンド asadmin create-system-propertiesサブコマンド |
JMXコネクタのRMI通信ポート番号です。
JDK/JREのインストールパス
J2EE機能名/定義名 | J2EE定義方法 | Java EE機能名/定義名 | Java EE定義方法 |
|---|---|---|---|
JDK/JREのインストールパス | isjmx.xmlファイルのserverタグのjava.home属性 | Javaバージョン | ijinitコマンドの-javaversionオプション |
サービスで使用するJDKです。
J2EE機能では、JDKまたはJREのインストールパスを指定しますが、Java EEではJDKのバージョンを指定します。
javaプロセスに指定するオプション情報
J2EE機能名/定義名 | J2EE定義方法 | Java EE機能名/定義名 | Java EE定義方法 |
|---|---|---|---|
javaプロセスに指定するオプション情報 | isjmx.xmlファイルのserverタグのoptions属性 | JVMオプション | ■Interstage Java EE管理コンソール 設定> server-config> JVM 設定 > JVMオプション |
■コマンド asadmin create-jvm-optionsサブコマンド |
javaプロセスに指定するオプション情報です。
MBeanの登録数の上限値
J2EE機能名/定義名 | J2EE定義方法 | Java EE機能名/定義名 | Java EE定義方法 |
|---|---|---|---|
MBeanの登録数の上限値 | isjmx.xmlファイルのregistryタグのmax属性 | － | － |
Interstage JMXサービスに登録可能なMBeanの登録数の上限値です。MBeanとは、Interstage JMXサービスが管理するリソース情報です。
Java EEでは設定する必要はありません。
通信のタイムアウト時間
J2EE機能名/定義名 | J2EE定義方法 | Java EE機能名/定義名 | Java EE定義方法 |
|---|---|---|---|
通信のタイムアウト時間 | isjmx.xmlファイルのtimeoutタグのrmi属性 | － | － |
Interstage JMXサービスの通信のタイムアウト時間（分）です。
Interstage JMXサービスの通信のタイムアウトが発生した場合でも、要求した処理はInterstage上で続行されます。
Java EEでは設定する必要はありません。
SSL通信（HTTPS）のタイムアウト時間
J2EE機能名/定義名 | J2EE定義方法 | Java EE機能名/定義名 | Java EE定義方法 |
|---|---|---|---|
SSL通信（HTTPS）のタイムアウト時間 | isjmx.xmlファイルのtimeoutタグのhttps属性 | － | － |
Interstage JMXサービスのSSL通信（HTTPS）のタイムアウト時間（分）です。
Interstage JMXサービスのSSL通信のタイムアウトが発生した場合でも、要求した処理はInterstage上で続行されます。
Java EEでは設定する必要はありません。
他のサーバとの通信を行う際に使用するIPアドレス
J2EE機能名/定義名 | J2EE定義方法 | Java EE機能名/定義名 | Java EE定義方法 |
|---|---|---|---|
他のサーバとの通信を行う際に使用するIPアドレス | isjmx.xmlファイルのhostタグのlocalhost属性 | アドレス | ■Interstage Java EE管理コンソール 設定> server-config> 管理サービス> system > アドレス |
■コマンド asadmin setサブコマンドで、以下の定義項目を更新します。 server.admin-service.jmx-connector.system.address |
他のサーバとの通信を行う際に使用するIPアドレスです。
複数のIPアドレスを持っているサーバで、システムの運用管理に使用するLANと、業務で使用するLANを分けている場合などに指定します。
IPアドレスが1つの場合、指定する必要はありません。
Interstage JMXサービスのログインログのファイルサイズの上限値
J2EE機能名/定義名 | J2EE定義方法 | Java EE機能名/定義名 | Java EE定義方法 |
|---|---|---|---|
Interstage JMXサービスのログインログのファイルサイズの上限値 | isjmx.xmlファイルのloginlogタグのmax属性 | － | － |
ログイン要求を記録するログインログのログファイルサイズの上限値です。Java EEでは設定する必要はありません。
Interstage JMXサービスの内部ログのファイルサイズの上限値
J2EE機能名/定義名 | J2EE定義方法 | Java EE機能名/定義名 | Java EE定義方法 |
|---|---|---|---|
Interstage JMXサービスの内部ログのファイルサイズの上限値 | isjmx.xmlファイルのoperationlogタグのmax属性 | MBeanServerのオペレーションログのファイルサイズの上限値 | 以下のシステムプロパティで上限値を指定します。 com.sun.logging.ee.enterprise.system.das.trace.limit ■Interstage Java EE管理コンソール 設定> server-config> システム設定 |
■コマンド asadmin create-system-propertiesサブコマンド |
内部ログのファイルサイズの上限値です。
