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PowerSORT V7.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

6.5.11 BSFILE_EXT構造体

BSFILE_EXT構造体は、複数の出力ファイルを指定するための構造体です。
複数の出力ファイルを指定した場合、リカバリー処理として出力ファイルがファイルシステムの許容量を超えたときに次の出力ファイルへ切り替えて出力します。このため、複数の出力ファイルを指定する場合は、異なるファイルシステムに配置してください。リカバリー処理は、以下のファイルを処理する場合に指定できます。

BSFILE_EXT構造体の領域を確保する際の領域の大きさは、BS_OUTTABSIZE(n)を使って求められます。BS_OUTTABSIZE(n)は、n個の出力ファイルの情報をもつBSFILE_EXT構造体の大きさを求めるマクロです。

typedef struct {
    unsigned long            entry_no;
    union {
        BSPTR_BSFILE_BASE    ufs;
        BSPTR_BSFILE_BASE    text;
        BSPTR_BSFILE_BASE    cob;
        BSPTR_BSFILE_BASE    cobr;
        BSPTR_BSFILE_INDEX   cobi;
        BSPTR_BSFILE_INDEX   cisam;
        BSPTR_BSFILE_INDEX   rdm;
        BSPTR_BSFILE_BASE    dosfs;
        BSPTR_BSFILE_BASE    ntfs;
        BSPTR_BSFILE_BTRV    btrieve;
        BSPTR_BSFILE_BASE    sfs;
        BSPTR_BSFILE_BASE    mtfs;
        BSPTR_BSFILE_BASE    mtfr;
        BSPTR_BSFILE_BASE    mtfi;
    } outfile_opt[1];
} BSFILE_EXT;

BSFILE_EXT構造体のメンバー

以下では、BSFILE_EXT構造体のメンバーについて説明します。

entry_no

出力ファイルパス名の数を指定します。
0を指定すると出力ファイルの指定を省略したものとみなします。

ファイル拡張情報を設定するメンバー

以下のメンバーは、共用体で定義されています。

outfile_opt[n].ufs

システムの標準ファイルシステムのバイナリファイルの場合にBSFILE_BASE構造体のアドレスを指定します。
entry_noで指定した個数分指定します。

outfile_opt[n].text

システムの標準ファイルシステムのテキストファイルの場合にBSFILE_BASE構造体のアドレスを指定します。
entry_noで指定した個数分指定します。

outfile_opt[n].cob

富士通COBOLファイルシステムのレコード順ファイルおよび物理順ファイルの場合にBSFILE_BASE構造体のアドレスを指定します。
entry_noで指定した個数分指定します。

outfile_opt[n].cobr

現在サポートしていないメンバーです。

outfile_opt[n].cobi

現在サポートしていないメンバーです。

outfile_opt[n].cisam

現在サポートしていないメンバーです。

outfile_opt[n].rdm

現在サポートしていないメンバーです。

outfile_opt[n].dosfs

現在サポートしていないメンバーです。

outfile_opt[n].ntfs

現在サポートしていないメンバーです。

outfile_opt[n].btrieve

現在サポートしていないメンバーです。

outfile_opt[n].sfs

現在サポートしていないメンバーです。

outfile_opt[n].mtfs

現在サポートしていないメンバーです。

outfile_opt[n].mtfr

現在サポートしていないメンバーです。

outfile_opt[n].mtfi

現在サポートしていないメンバーです。