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PowerSORT V7.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

6.3 ユーザアプリケーション開発時の留意事項

ここでは、BSORT関数を使用したユーザアプリケーション開発時の留意事項について説明します。

環境変数とスタートアップファイルについて

環境変数スタートアップファイルは、bsortexコマンド、およびbsortコマンドだけでなく、BSORT関数を使用したユーザアプリケーションの実行にも影響を与えます。BSORT関数を使用したユーザアプリケーションを実行させる場合は、適切な環境変数とスタートアップファイルの設定が必要です。

システム共通の環境変数について

LC_*に代表されるシステムの環境変数を有効にする場合は、BSORT関数を呼び出す前にsetlocale(3)を発行する必要があります。システムの省略時の地域は米国です。setlocale(3)を発行しないと日本語メッセージなど米国以外の地域の機能を使用することができません。

ライブラリとの結合について

BSORT関数を使用したユーザアプリケーションは、PowerSORTが提供しているライブラリと結合する必要があります。
gccコマンドで実行形式プログラムを作成する場合は、次のようにしてライブラリと結合します。

gcc ソースファイル名 -I/opt/FJSVXbsrt/include -L/opt/FJSVXbsrt/lib -lbsrt -ldl

マルチスレッド対応について

BSORT関数は、マルチスレッドで動作するように作成されたユーザアプリケーション上での動作を保証していません。