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PowerSORT V7.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

4.2.9 入力レコード情報オプション(-record)

入力レコード情報を指定します。

記述形式

-record [ recform=record-format ]
        { [ fldsep=field-separate ] | [ fldsepx=field-separate-hex ] }

4.2.9.1 recformオペランド

レコード形式を指定します。

記述形式

recform=record-format

record-format

レコード形式を指定します。
システムの標準ファイルシステムのファイルを処理する場合にレコード形式の指定を省略すると、バイナリファイル固定長レコード形式を指定したものとして動作します。システムの標準ファイルシステム以外のファイル、またはテキストファイルを処理する場合は省略できません。指定可能なレコード形式については、1.5 PowerSORTの入出力環境、および1.6.2 フィールドの指定方法を参照してください。
以下から1つを選択して指定します。

record-format

意味

fix

バイナリファイル固定長レコード形式

var

バイナリファイル可変長レコード形式

txtfix

テキストファイル固定フィールド指定のレコード形式

txtflt

テキストファイル浮動フィールド指定のレコード形式

txtcsv

テキストファイルCSV形式

txttsv

テキストファイルTSV形式

注意

システムの標準ファイルシステムのファイルを処理する場合は、レコード形式にバイナリファイル可変長レコード形式を指定できません。

4.2.9.2 fldsepオペランド

テキストファイル浮動フィールド指定のレコード形式の場合に、フィールド分離文字列を指定します。
fldsepxオペランドと同時に指定することはできません。
fldsepオペランド、およびfldsepxオペランドのどちらの指定も省略した場合は、タブ、および空白をフィールド分離文字として扱います。

記述形式

fldsep=field-separate

field-separate

フィールド分離文字列を指定します。
フィールド分離文字列に空白、$、&、'、"、(、)、\、|、`、*、<、>、?などシェルにより特別な意味を持つ文字を含む場合は、その文字の前に円マーク(バックスラッシュ)を指定します。

記述例

  1. フィールド分離文字列として、文字列「SEPARATE」を指定します。

    fldsep=SEPARATE
  2. フィールド分離文字列として、文字列「F S」を指定します。

    fldsep=F\ S
  3. フィールド分離文字列として、文字「'」を指定します。

    fldsep=\'
  4. フィールド分離文字列として、文字「"」を指定します。

    fldsep=\"
  5. フィールド分離文字列として、文字「\」を指定します。

    fldsep=\\
  6. フィールド分離文字列として、文字列「**」を指定します。

    fldsep=\*\*
  7. フィールド分離文字列として、文字列「* *」を指定します。

    fldsep=\*\ \*

4.2.9.3 fldsepxオペランド

テキストファイル浮動フィールド指定のレコード形式の場合に、フィールド分離文字列を16進数で指定します。fldsepオペランドと同時に指定することはできません。
fldsepxオペランド、およびfldsepオペランドのどちらの指定も省略した場合は、タブ、および空白をフィールド分離文字として扱います。

記述形式

fldsepx=field-separate-hex

field-separate-hex

フィールド分離文字列を16進数で指定します。

記述例

  1. フィールド分離文字列として、文字列「AB」(ASCIIコード)を16進数で指定します。

    fldsepx=4142
  2. フィールド分離文字列として、文字列「<->」(UTF-32LE)を16進数で指定します。

    fldsepx=600000002d00000062000000