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FUJITSU Software

3.2.21 テキストファイルオプション(-T)

入力ファイルがテキストファイルの場合に、フィールドの指定方法を指定します。

記述形式

-T { flt | fix | csv | tsv } [ ,{ l | n | N } b d i j ]

参考

flt、fix、csv、およびtsvは、キーフィールド、選択フィールド、再編成フィールド、および集約フィールドの指定方法を表します。
続くl、n、N、b、d、i、およびjは、キーフィールドオプション(-key-def)の指定を省略し、レコード全体をキーフィールドとみなす場合のキーフィールドの操作を表します。複数の操作を指定する場合は、続けて記述します。なお、csv、およびtsvを指定した場合、キーフィールドは省略できません。

flt

テキストファイル浮動フィールド指定であることを示します。
フィールド分離文字列で区切られた、フィールドの番号で指定する形式です。フィールド分離文字列については、3.2.22 フィールド分離文字オプション(-t)を参照してください。fix、csv、およびtsvとは排他関係にあります。

fix

テキストファイル固定フィールド指定であることを示します。
先頭からのバイト位置で指定する形式です。flt、csv、およびtsvとは排他関係にあります。

csv

テキストファイルCSV形式であることを示します。
コンマで区切られたフィールド番号で指定する形式です。flt、fix、およびtsvとは排他関係にあります。

tsv

テキストファイルTSV形式であることを示します。
タブで区切られたフィールド番号で指定する形式です。flt、fix、およびcsvとは排他関係にあります。

l

環境変数LC_COLLATEで定義した照合順序に並べます。
n、およびNとは排他関係にあります。

n

符号を含んだ数字の文字列を算術的な値によって比較します。
文字列中に数字以外の文字が存在した場合の結果は保証されません。l、およびNとは排他関係にあります。

N

英字と数字の連結データ(例えば「data123」など)を英字と数値に分けて評価し並べます。
英字だけを比較の対象として比較後、数字だけの文字列を算術的な値で比較します。指定フィールドの左から評価し、有効データ後に出現したデータは無視します。l、およびnとは排他関係にあります。

b

キーフィールドの先頭の空白とタブを無視します。

d

空白と英数字だけを比較の対象にします。

i

制御文字コードを無視します。
シングルシフト2(SS2)0x8e、およびシングルシフト3(SS3)0x8fは、ASCIIコード指定の場合は制御文字、EUCコード指定の場合は文字とみなされます。

j

英小文字を英大文字として比較します。

注意

入力ファイルがテキストファイルの場合は、テキストファイルオプション(-T)の指定が必要です。テキストファイルオプション(-T)を省略した場合は、バイナリファイルとして処理します。