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PowerSORT V7.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

1.7.1 PowerSORTが使用するメモリ(作業域)の見積もり

PowerSORTは、処理内容に応じて適切なメモリサイズを計算して使用します。
このため、通常はメモリサイズを指定する必要はありません。以下のような場合、メモリサイズを指定してください。

空き(free)の物理メモリ量が少ない場合

PowerSORTは、適切なメモリサイズとして入力データサイズの1/50程度が必要です。この値が空き(free)の物理メモリ量より大きい場合は、空き(free)の物理メモリ量より小さい値をメモリサイズに指定してください。なお、同時に起動するPowerSORTや他のプロセスが利用するメモリも考慮してください。

入力がファイル以外の場合または標準入力の場合

入力データサイズの1/50程度の値をメモリサイズに指定してください。

インコアソートを行う場合

メモリ内にすべての入力レコードが読み込めた場合、一時ファイルを使用せずにソート処理を行います。この処理をインコアソートと呼びます。インコアソートは一時ファイルを必要としないため、ディスクに空きスペースが少ない場合に有効です。
インコアソートを行う場合は、入力データサイズに対して少し大きめの値(注)をメモリサイズに指定してください。

注) 通常は入力データサイズの1.3倍程度ですが、キーの種類、使用する機能などによって大きくなる場合があります。

参照

  • bsrtopen関数におけるBSRTPRIM構造体のmemory_size