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PowerSORT V7.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

1.2 オプション機能

PowerSORTには、以下のオプション機能があります。オプション機能は、主要機能と同時に指定します。

レコード選択機能

レコード選択機能は、処理の対象となるレコードの選択方法を指定して、必要なレコードだけを選択する機能です。主要機能と組み合わせて使用します。選択方法には、被比較フィールドと比較フィールドとの比較、および被比較フィールドと自己規定値との比較があります。また、bsortexコマンドでは、レコード件数との比較も可能です。
以下にレコード選択機能を使用した例を示します。

キーフィールド順にソートし、被比較フィールドと比較フィールドを比較します。被比較フィールドが比較フィールドより大きい値のレコードを選択します。

レコード再編成機能

レコード再編成機能は、フィールドの位置の変更や、自己規定値をレコードに埋め込む機能です。主要機能と組み合わせて使用します。レコード再編成機能では、出力レコードの先頭から順番に再編成フィールドを指定します。入力レコードのフィールドの位置を変更する場合はそのフィールドの位置と長さを、自己規定値を埋め込む場合は自己規定値を指定します。
以下にレコード再編成機能を使用した例を示します。

キーフィールド順にソートし、再編成フィールド1、再編成フィールド2、および再編成フィールド3で再編成します。

レコード集約機能

レコード集約機能は、同値のキーフィールドをもつレコードが複数あるファイル、またはレコード群をソート処理、またはマージ処理する際、集約フィールドの値を加算して1つのレコードにする機能です。ソート機能、またはマージ機能と組み合わせて使用します。コピー機能、およびサプレス機能とは組み合わせて使用できません。また、先入力先出力(FIFO)機能と組み合わせた場合、先入力先出力(FIFO)機能の指定は無視されます。
以下にレコード集約機能を使用した例を示します。

キーフィールド順にソートし、同値のキーフィールドをもつレコードの集約フィールドを集約します。

サプレス機能

サプレス機能は、同値のキーフィールドをもつレコードが複数あるファイル、またはレコード群をソート処理、またはマージ処理する際、1つを残して他を削除する機能です。ソート機能、またはマージ機能と組み合わせて使用します。コピー機能、およびレコード集約機能とは組み合わせて使用できません。また、先入力先出力(FIFO)機能と組み合わせた場合、先入力先出力(FIFO)機能の指定は無視されます。
以下にサプレス機能を使用した例を示します。

キーフィールド順にソートし、同値のキーフィールドをもつレコードは1つを残して他を削除します。

先入力先出力(FIFO)機能

先入力先出力(FIFO)機能は、同値のキーフィールドをもつレコードが複数あるファイル、またはレコード群をソート処理する際、先に入力したレコードを先に出力する機能です。ソート機能と組み合わせて使用します。マージ機能、コピー機能、レコード集約機能、およびサプレス機能と組み合わせた場合、先入力先出力(FIFO)機能の指定は無視されます。
以下に先入力先出力(FIFO)機能を使用した例を示します。

キーフィールド順にソートし、同値のキーフィールドをもつレコードは入力順に出力します。

注意

ソート機能において先入力先出力(FIFO)機能を指定しなかった場合、同値のキーフィールドをもつレコードの出力順序は不定です。