sys定義文はFIC識別子単位の環境に関する定義をします。
sys name=システム定義名 prtctype=ztcp calltype={in|inout|out} [maxdtlen={最大データ長|4}] [maxhost={最大host定義数|100}] [maxrsc={最大extrsc定義数|100}] [maxrhost={最大rhost定義数|10}] [maxztinf={最大ztinf定義数|20}] [trclog={yes|no}] [trcloggene={トレースログ世代数|10}] [trclogsize={トレースログサイズ|5}]
システム定義の名前(sys名)を8文字以内で指定します。
プロトコルタイプを指定します。
指定可能な値は、以下のとおりです。
ztcp: 全銀TCP/IP通信機能
NETSTAGE/FIC 全銀TCP/IPオプションの接続方法を指定します。
指定可能な値は、以下のとおりです。
in : 着呼接続 inout: 着呼接続および発呼接続 out : 発呼接続
なお、本オペランドの指定値により、host定義文のcalltypeオペランドに指定可能な値が決定されます。
本オペランドとhost定義文のcalltypeオペランドの関係は、表4.2を参照してください。
全銀TCP/IP通信における最大データ長を、10進数でキロバイト単位(1KB=1024Byte)に指定します。
指定可能な値は、2≦最大データ長≦62です。
本オペランドを省略した場合、“4”を指定したものとします。
定義可能なhost定義文の最大値を10進数で指定します。
指定可能な値は、1≦host定義文数の最大値≦3200です。
定義可能なhost定義文数は、動的反映により追加するhost定義文数も含みます。
本オペランドの指定値を超えてhost定義文を定義することはできません。
本オペランドを省略した場合、“100”を指定したものとします。
定義可能なextrsc定義文の最大値を10進数で指定します。
指定可能な値は、1≦extrsc定義文数の最大値≦10000です。
定義可能なextrsc定義文数は、動的反映により追加するextrsc定義文数も含みます。
本オペランドの指定値を超えてextrsc定義文を定義することはできません。
また、本オペランドの指定値は、maxhostオペランドで指定した値以上を指定する必要があります。
本オペランドを省略した場合、“100”を指定したものとします。
定義可能なrhost定義文の最大値を10進数で指定します。
指定可能な値は、1≦rhost定義文数の最大値≦500です。
定義可能なrhost定義文数は、動的反映により追加するrhost定義文数も含みます。
本オペランドの指定値を超えてrhost定義文を定義することはできません。
本オペランドを省略した場合、“10”を指定したものとします。
定義可能なztinf定義文の最大値を10進数で指定します。
指定可能な値は、1≦ztinf定義文数の最大値≦3200です。
定義可能なztinf定義文数は、動的反映により追加するztinf定義文数も含みます。
本オペランドの指定値を超えてztinf定義文を定義することはできません。
本オペランドを省略した場合、“20”を指定したものとします。
NETSTAGE/FIC 全銀TCP/IPオプションの起動時よりトレースログを採取するかどうかを指定します。
指定可能な値は、以下のとおりです。
yes: 採取する no : 採取しない
本オペランドを省略した場合、“yes” を指定したものとします。
プロセスグループあたりのトレースログファイルの世代管理数を10進数で指定します。
指定可能な値は、0≦トレースログ世代数≦20です。
0を指定した場合、世代管理を行いません。
本オペランドを省略した場合、10を指定したものとします。
トレースログファイルのサイズをメガバイト単位で指定します。
指定可能な値は、1≦トレースログサイズ≦10です。
本オペランドを省略した場合、5を指定したものとします。
sys定義文のcalltypeオペランドとhost定義文のcalltypeオペランドの指定の関係を表4.2に示します。
sys定義文 | in | out | inout |
---|---|---|---|
host定義文 | |||
in | ○(省略値) | × | ○※ |
out | × | ○(省略値) | ○※ |
inout | × | × | ○(省略値) |
○:指定可
×:指定不可
※:calltype=inoutのhost定義文を定義していない場合は、calltype=in、および、calltype=outのhost定義文は、1つ以上定義する必要があります。
注意
トレースログファイルとして獲得される最大サイズ(メガバイト)は次のとおりです。
trcloggeneオペランドに0を指定した場合、trclogsize*(procgr定義文の数*2+1)MBです。
trcloggeneオペランドに0以外を指定した場合、trclogsize*(procgr定義文の数*2+1)*trcloggene MBです。