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NETSTAGE/FIC V1.0 説明書全銀RC接続オプション編
FUJITSU Software

A.3 メッセージキュー

NETSTAGE/FIC 全銀RC接続オプションはメッセージキューを使用します。Linuxのシステムパラメタがデフォルト値では資源不足となる可能性がありますので、その場合はシステムパラメタを変更してください。本節では、NETSTAGE/FIC 全銀RC接続オプションを使用するために必要な設定値を説明します。

表A.3にNETSTAGE/FIC 全銀RC接続オプションが使用するメッセージキューを示します。なお、メッセージキューとは、System Vのメッセージキューのことをいいます。

表A.3 システムのメッセージキュー

No.

パラメタ

内容

1

kernel.msgmax

メッセージの最大サイズ

2

kernel.msgmnb

1個のメッセージキューの最大バイト数

3

kernel.msgmni

メッセージキューIDの最大個数

kernel.msgmax

以下の値が現在の設定値より大きい場合に、以下の値を設定してください。

kernel.msgmnb

以下の値のうち、最も大きい値が現在の設定値より大きい場合に、その値を設定してください。

ログ出力依頼集中時の状態の見積り値

以下の式により求められた値を見積り値とします。なお、式中の“ログ出力依頼が集中する時の数”については、富士通メインフレームおよび接続先システムからの同時電文要求数で算出してください。

10904(固定値)×ログ出力依頼が集中する時の数×1.2(安全係数)

複数のFIC識別子を使用する場合、ログ出力依頼が集中する時の数が最も大きいFIC識別子の値を使用します。

ログ出力平均長による見積り値

以下の式により求められた値を見積り値とします。

ログデータ(制御情報含む)の平均出力長×(procgr定義文数)×4
  • ログデータ(制御情報含む)の平均出力長:640Byte+ユーザデータの平均長

複数のFIC識別子を使用する場合、ログデータの平均出力長が最も大きいFIC識別子の値を使用します。

kernel.msgmni

以下の式により求めた値を加算してください。

4 + (30×FIC識別子数)