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NETSTAGE/FIC V1.0 説明書全銀RC接続オプション編
FUJITSU Software

5.2.5 状態操作系コマンド

5.2.5.1 nficcntl

nficcntlコマンドは、通信資源の状態変更を行います。

状態変更には以下の操作があります。

形式
  • 資源操作

    /usr/sbin/nficcntl -t { shost | dhost | enrsc | extrsc | host } -r 資源名
                          { -a | -d | -f } [-n FIC識別子]
  • FNAセションの一括切断

    /usr/sbin/nficcntl -p {相手ホストシステム名 |相手ホストシステムのIPアドレス} [-n FIC識別子]
オプション
  • 資源操作

    -t

    操作したい資源の資源種別を指定します。

    -r

    指定した資源名の状態を操作します。

    -a

    資源を活性化します。

    -d

    資源を非活性化します。

    FNAセションが存在する場合、FNAセションが解放されるのを待ち合わせて対象資源を非活性化します。

    -f

    資源を強制非活性化します。

    FNAセションが存在する場合、FNAセションを強制的に解放したあと、対象資源を非活性化します。

    -n

    FIC識別子を指定して操作します。

    本オプションを省略した場合は、FIC識別子“01”の資源を操作します。

  • FNAセションの一括切断

    -p

    相手ホストシステム名または相手ホストシステムのIPアドレス単位にFNAセションを一括して強制解放します。

    -n

    FIC識別子を指定して操作します。

    本オプションを省略した場合は、FIC識別子“01”の資源を操作します。

オペランド
資源種別

資源種別の指定と操作される資源の関係を表5.3に示します。

表5.3 資源種別ごとに操作される資源

指定値

資源種別

shost

富士通メインフレーム側自ホストシステム

dhost

相手ホストシステム

enrsc

相手通信資源

extrsc

資源対応づけ資源

host

host資源

資源名

状態を操作する資源名を指定します。

相手ホストシステム名

FNAセションを一括して解放したい相手ホストシステム(dhost)の資源名を指定します。

IPアドレス

FNAセションを一括して解放したい相手ホストシステム(dhost)のIPアドレスを指定します。

FIC識別子

FIC識別子を01から99の数字で指定します。

実行例
  • extrsc資源(ext0110)を活性化する場合

    # /usr/sbin/nficcntl -a -t extrsc -r ext0110 -n 53
    INFO: 30001: NETSTAGE/FIC(53)のnficcntlコマンドを受け付けました。
    # 
  • extrsc資源(ext0110)を非活性化する場合

    # /usr/sbin/nficcntl -d -t extrsc -r ext0110 -n 53
    INFO: 30001: NETSTAGE/FIC(53)のnficcntlコマンドを受け付けました。
    #
  • 相手ホストシステム(dhost01[10.60.20.141])との間のすべてのFNAセションを、相手ホストシステム名を指定して強制解放する場合

    # /usr/sbin/nficcntl -p dhost01 -n 53
    INFO: 30001: NETSTAGE/FIC(53)のnficcntlコマンドを受け付けました。
    #
  • 相手ホストシステム(dhost01[10.60.20.141])との間のすべてのFNAセションを、相手ホストシステムのIPアドレスを指定して強制解放する場合

    # /usr/sbin/nficcntl -p 10.60.20.141 -n 53
    INFO: 30001: NETSTAGE/FIC(53)のnficcntlコマンドを受け付けました。
    #
復帰値

0    : コマンドが正常終了しました。

0以外: コマンドが異常終了しました。