NETSTAGE/FIC CAFIS接続オプションはメッセージキューを使用します。Linuxのシステムパラメタがデフォルト値では資源不足となる可能性がありますので、その場合はシステムパラメタを変更してください。本節では、NETSTAGE/FIC CAFIS接続オプションを使用するために必要な設定値を説明します。
表A.3にNETSTAGE/FIC CAFIS接続オプションが使用するメッセージキューを示します。なお、メッセージキューとは、System Vのメッセージキューのことをいいます。
No. | パラメタ | 内容 |
1 | kernel.msgmax | メッセージの最大サイズ |
2 | kernel.msgmnb | 1個のメッセージキューの最大バイト数 |
3 | kernel.msgmni | メッセージキューIDの最大個数 |
kernel.msgmax
以下の値が現在の設定値より大きい場合に、以下の値を設定してください。
10904
kernel.msgmnb
以下の値のうち、最も大きい値が現在の設定値より大きい場合に、その値を設定してください。
以下の式により求められた値を見積り値とします。なお、式中の“ログ出力依頼が集中する時の数”については、富士通メインフレームおよび接続先システムからの同時電文要求数で算出してください。
10904(固定値)×ログ出力依頼が集中する時の数×1.2(安全係数)
複数のFIC識別子を使用する場合、ログ出力依頼が集中する時の数が最も大きいFIC識別子の値を使用します。
以下の式により求められた値を見積り値とします。
ログデータ(制御情報含む)の平均出力長×(procgr定義文数)×4
ログデータ(制御情報含む)の平均出力長:640Byte+ユーザデータの平均長
複数のFIC識別子を使用する場合、ログデータの平均出力長が最も大きいFIC識別子の値を使用します。
kernel.msgmni
以下の式により求めた値を加算してください。
4 + (10×FIC識別子数)