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NETSTAGE/FIC V1.0 説明書
FUJITSU Software

A.1 共有メモリ

NETSTAGE/FICは共有メモリを使用します。Linuxのシステムパラメタがデフォルト値では資源不足となる可能性がありますので、その場合はシステムパラメタを変更してください。本節では、NETSTAGE/FICを使用するために必要な設定値を説明します。

NETSTAGE/FICが使用する共有メモリを表A.1に示します。なお、共有メモリとは、System V 共有メモリのことをいいます。

表A.1 システムの共有メモリ

No.

パラメタ

内容

1

kernel.shmmax

共有メモリセグメントの最大サイズ

2

kernel.shmall

システム上で同時に使用可能な共有メモリの合計サイズ

3

kernel.shmmni

共有メモリセグメントの最大個数

kernel.shmmax

以下の値のうち、最も大きい値が現在の設定値より大きい場合に、その値を設定してください。

複数のFIC識別子を使用する場合、procgr定義文数が最も大きいFIC識別子の値を使用します。

kernel.shmall

以下の式により求められた値を加算してください。

[134217728(システム固定値) + Σ{1280×(procgr定義文数3) + 97200×(procgr定義文数) + 14241680×procgr定義文数 + 4100×sys定義文のmaxvluオペランド指定値 + 1070×sys定義文のmaxvpuオペランド指定値 + 67338040}] ÷ 4096

ΣはFIC識別子ごとの総和を示します。

kernel.shmmni

以下の式により求められた値を加算してください。

Σ(procgr定義文数×5 + 80)

ΣはFIC識別子ごとの総和を示します。