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Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド(コンポーネントトランザクションサービス編)
FUJITSU Software

E.3.3 クライアント/サーバアプリケーションのコンパイル

  クライアント/サーバアプリケーションのコンパイルはMicrosoft(R) Visual C++(R) または COBOL97のプロジェクトを使用して行います。コンパイルはこのプロジェクトのビルドを実行することにより、各アプリケーションの作成に必要なファイルのコンパイル、リンクを行います。
  プロジェクトのビルドが正常に終了した場合、プロジェクトファイルと同じフォルダに以下のアプリケーションが作成されます。
  コンパイル時の注意事項については、“E.6 注意点”を参照してください。

アプリケーション種別

アプリケーション名

クライアントアプリケーション

prcbind_c.exe

サーバアプリケーション(C言語)

libprcbind_c.dll

サーバアプリケーション(C++)

prcbind_cpp.exe

サーバアプリケーション(COBOL)

libprcbind-cbl.dll

  クライアント/サーバアプリケーションのコンパイルはmakeコマンドを実行することにより、各アプリケーションの作成に必要なファイルのコンパイル、リンクを行います。

  サーバアプリケーションの場合は、スレッドモードとプロセスモードの2種類のアプリケーション形態がありますので、アプリケーション形態ごとのMakefileを使用してコンパイルを実施するようにしてください。

スレッドモードの場合
%make
プロセスモードの場合
%make -f Makefile_nt

  COBOLのプロセスモードの場合、「nt」ディレクトリが作成され、「nt」ディレクトリ配下に中間ファイルが出力されるようになっています。

注意


Sun Studio 12 Update 1以降を使用してサンプルプログラムを翻訳する場合は、Makefileのccコマンドのパスを修正してください。
コンパイラのインストール先が「/opt/sunstudio12.1」である場合のMakefileの修正例を以下に示します。

直接指定する場合

CC = /opt/sunstudio12.1/bin/cc

環境変数PATH指定する場合

CC = cc

  makeコマンドが正常に終了した場合、makeコマンドを実行したディレクトリに以下のアプリケーションが作成されます。

アプリケーション種別

形態

アプリケーション名

クライアントアプリケーション

prcbind_c

サーバアプリケーション(C言語)

スレッド

libprcbind_c.so

プロセス

libprcbind_cnt.so

サーバアプリケーション(C++)

スレッド

prcbind_cpp

プロセス

prcbind_cppnt


サーバアプリケーション(COBOL)

スレッド

libprcbind-cbl.so

プロセス

libprcbind-cblnt.so