IJServerクラスタ資源(Webサーバコネクタ環境定義ファイル)の移入手順は、同一マシン上でのリストア手順と同じです。「4.4.11 IJServerクラスタ資源(Webサーバコネクタ環境定義ファイル)のリストア」を参照してください。
ただし、以下の場合は、IPアドレスを変換する必要があります。
スタンドアロンサーバである場合、かつ
IJServerクラスタとWebサーバを分離して運用している場合、かつ
移入元と移入先で、WebコンテナやWebサーバのIPアドレスが異なる場合
以下のいずれかの作業を行い、IPアドレスを移入先の環境に合わせてください。
ijsrestoreコマンド実行時に、-h host_table引数を指定してIPアドレスを変換してください。
リストアを行った後、Interstage管理コンソールで以下の項目を修正してください。
[Webサーバ] > 「Webサーバ名」 > [Webサーバコネクタ] > 「ワークユニット名」 > [環境設定] > [ServletコンテナのIPアドレス:ポート番号]
また、移入元と移入先でWebサーバのIPアドレスが異なる場合、ijrestoreコマンドにてIJServerクラスタの資源の移入を行う際にも、IPアドレスの変換を行う必要があります。詳細は「リファレンスマニュアル(コマンド編)」のijrestoreコマンドを参照してください。
ポイント
ijsrestoreコマンドの-h host_table引数では、変更前と変更後のIPアドレスを記述したファイル名を絶対パスで指定します。これにより、移入処理時にIPアドレスを自動的に変換できます。詳細は、「リファレンスマニュアル(コマンド編)」を参照してください。