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Symfoware Server V12.1.0 クラスタ運用ガイド
FUJITSU Software

B.1 プライマリサーバで設定するパラメータ

プライマリサーバのpostgresql.confファイルに指定するパラメータの内容を示します。

表B.1 postgresql.confファイル

パラメータ

設定値

説明

wal_level

hot_standby

トランザクションログの出力レベルを指定します。

hot_standbyを指定してください。

max_wal_senders

スタンバイサーバ数+1

スタンバイサーバ数+1を指定します。

Symfoware Server Enterprise Editionでは1:1運用待機のため、2を指定してください。

synchronous_standby_names

'スタンバイサーバ名'

スタンバイサーバを識別する任意の名前を半角シングルクォートで囲んで指定します。

指定内容は、スタンバイサーバのrecovery.confファイルに指定します。

Mirroring Controller起動中は、本パラメータを変更しないでください。

replication_timeout

タイムアウト時間(秒数)

トランザクションログの受信プロセス(walreceiver)が異常な状態になったと判断する時間を指定します。

指定値は、スタンバイサーバのpostgresql.confファイルに設定するwal_receiver_status_intervalパラメータの値より大きくする必要があります。

サーバ識別子.confファイルの(heartbeat_interval + heartbeat_timeout) * heartbeat_retry の値と合わせることで、異常と判断する時間を統一できます。

listen_addresses

スタンバイサーバのIPアドレス、ホスト名、または‘*’

スタンバイサーバのIPアドレスまたはホスト名を指定します。ログ転送用ネットワークに接続するIPアドレスまたは対応するホスト名を指定します。

指定内容は、クライアントアプリケーションからの接続を許可する場合にも使用されます。

任意のクライアントやスタンバイサーバからの受付を行う場合は、‘*’を指定することができます。

詳細は“PostgreSQL文書”の“接続と認証”を参照してください。

max_connections

スタンバイサーバ数+ mc_ctl statusの同時実行数(注)+2+インスタンスへのクライアントの同時接続数+superuser_reserved_connectionsの値

スタンバイサーバの接続数の制限値+mc_ctl statusの同時実行数(注)+2を含めて指定します。

指定値は、クライアントアプリケーションからの接続数とインスタンス管理のための接続数を制限するためにも使用されます。

詳細は、“導入ガイド(サーバ編)”の“initdbコマンドでインスタンスを作成した場合”、および、“PostgreSQL文書”の“接続と認証”を参照してください。

(注) mc_ctlコマンドのstatusモードでの同時実行数です。