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Interstage Mobile Application Server V1.1.0 運用ガイド
FUJITSU Software

2.3 認証機能

本機能は正当なユーザーにだけサービスを提供するために、クライアントアプリケーションの利用者を検証する機能です。

クライアントアプリケーションの利用者が入力したユーザーIDとパスワードをIMAPSサーバに送付し、IMAPSサーバ側でユーザーIDとパスワードの正当性を検証します。

IMAPSエージェントの場合はIMAPSエージェントの起動時にユーザーIDとパスワードを指定します。

ネイティブアプリケーションとハイブリッドアプリケーションの場合は、アプリケーション内の認証が必要な機能を利用する前に、IMAPSが提供するプラグインを呼び出して認証しておく必要があります。アプリケーションでユーザーIDとパスワードを指定してIMAPSプラグインを呼び出すことでユーザーIDとパスワードの正当性が検証されます。

認証機能では以下の機能を提供します。

提供機能

概要

オンライン認証

IMAPSサーバにユーザーID、パスワードを送信してユーザーの正当性を検証する機能です。

オフライン認証

オンライン認証の結果をスマートデバイス上に保管しておき、IMAPSサーバへの通信ができない場合でもユーザーの正当性を検証できるようにする機能です。

タイムアウト

一定時間操作を行わなかった場合に認証状態をクリアし、未認証の状態とする機能です。

ロール管理

ユーザーアカウントのロールによって使用できるアプリケーションを制御する機能です。

アプリ管理機能ではロールごとに利用できるアプリケーションを設定することができます。

また、設定したロール情報はサーバ側でもIMAPSが提供するAPI(IMAPSサーバAPI)から取得できます。このAPIを使用することにより、業務アプリケーションにおいて特定のロール以外はサービスを拒否するように実装することもできます。

ログインユーザーのパスワード変更

クライアントアプリケーションの利用者が自身のパスワードを変更する機能です。

本機能を利用するには以下の条件を満たしている必要があります。

・ログインユーザーが自分のパスワードを変更できる権限を持っていること

・Active Directoryを使用する場合はSSLで通信すること

ユーザーアカウントロック

ユーザーアカウントを一時的に利用不可とする機能です。

IMAPS DBでのユーザーアカウント管理

本製品が提供するデータベースとSymfoware Server Standard Editionを使用する場合に、imadmin userコマンドでユーザーアカウントを管理する機能です。

監査証跡

IMAPSサーバAPIを呼び出したユーザーアカウントの情報等を記録する機能です。