Interstage Mobile Application Server(以降、IMAPSと記載する)をインストールする前に、以下の作業を行ってください。
LANG="ja_JP.UTF-8"
注意
本製品をインターネットから使用する場合、Interstage Web Server Express V11.0.0(以上)をインストールすることをしてください。(推奨)
/opt/FJSVpgs91_64
本製品をインストールする前に、データベースを利用している製品のサービスをすべて停止してください。停止方法については、各製品のマニュアルを参照してください。
本製品を運用する際に必要なシステム資源(IPC資源)を下表に示します。sysctlコマンドにより現在値を確認し、必要に応じてLinuxのカーネル資源に関するパラメーター値を変更してください。
表中に、[設定値]と記載されているパラメーターは、記載されている以上の値を設定してください。[加算値]と記載されているパラメーターは、設定されている値に対し、記載されている値を加算した値を設定してください。
すでに設定されている値が、下記の値より大きい場合は、変更は不要です。
/etc/sysctl.conf
カーネルパラメーター | IMAPSサーバ | IMAPS業務サーバ | |||
---|---|---|---|---|---|
共用メモリ | kernel.shmmax | 設定値 | 2684354560 以上 | 13208308 以上 | |
kernel.shmall | 加算値 | 1310720 | なし | ||
kernel.shmmni | 加算値 | 2 | 19 | ||
セマフォ | kernel.sem | para1 | 設定値 | 18 以上 | 12 以上 |
para2 | 加算値 | 4318 | 12 | ||
para3 | 設定値 | 3 以上 | 3 以上 | ||
para4 | 加算値 | 286 | 12 | ||
メッセージキュー | kernel.msgmax | 設定値 | なし | 528 以上 | |
kernel.msgmnb | 設定値 | なし | 13548 以上 | ||
kernel.msgmni | 加算値 | なし | 12 |
IMAPS業務サーバについては、IMAPSが必要とする最小限の使用サービス・機能のシステム資源(標準インストール対象機能+Webサーバ)を見積もっています。運用構成に従って、Interstage Application Serverのマニュアルを参照し、見積もった値を加算してください。
sysctl -p /etc/sysctl.conf
ポート番号 | 説明 |
---|---|
8100 | IMAPSサーバで使用するWebサーバのポート(※1) |
8101 | IMAPSサーバの運用管理用ポート |
8104 | IMAPSサーバが使用する内部ポート |
8109 | IMAPSサーバが使用するDBのポート(※2) |
8110 | IMAPSの運用管理コマンドが使用する内部ポート |
8152 | プッシュ通知機能が使用するDBのポート
(プッシュ通知機能を使用する場合のみ) |
8153 | プッシュ通知機能のWeb API(メッセージの送信などの機能)のポート(※3)
(プッシュ通知機能を使用する場合のみ) |
8154 | プッシュ通知機能が使用する内部ポート
(プッシュ通知機能を使用する場合のみ) |
8102, 8103, 8105, 8106, 8107, 8108, 8112 | IMAPSセットアップで使用するポート
IMAPSセットアップ後は使用されません |
注意
エフェメラルポートとは、オペレーティングシステムが通信を行うために、一時的に割り当てるポートです。
オペレーティングシステムのデフォルトの設定では、以下の範囲のポート番号が自動的に割り当てられます。
エフェメラルポートの範囲:32768~65535
エフェメラルポートの範囲の変更方法についは、オペレーティングシステムのエフェメラルポートに対する変更方法に従ってください。
IMAPSサーバにおいて、サー ビス運用ユーザーにシステム管理者(root)以外を設定した場合、IMAPSサーバが使用するポート番号にWell Knownポート(0から1023)の範囲を設定できません。
設定した場合、ポートを使用できず、IMAPSサーバが正常に動作しません。
以下のソフトウェアがインストールされていない場合は、インストールしてください。
注意
本製品はIPv6/IPv4デュアルスタック環境で動作します。IPv6環境で運用を行う場合でも、IPv4のインターネットプロトコル(TCP/IP)がインストールされ、有効である必要があります。なお、IPv4のインターネットプロトコル(TCP/IP)がインストールされていない環境で本製品のインストールを実行すると、ポート番号が使用中である旨のメッセージが表示されます。この場合、IPv4のインターネットプロトコル(TCP/IP)をインストールしてから、本製品のインストールを実行してください。
10.10.10.10 remote01 127.0.0.1 localhost.localdomain localhost