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Interstage Mobile Application Server V1.1.0 チュートリアル
FUJITSU Software

2.1 インストール前の作業

IMAPSをインストールする前に、以下の作業を行ってください。

  1. インストールの可否の確認
  2. アプリケーションの停止
  3. 暗号化ソフトによる暗号化の解除
  4. 実行ユーザー
  5. ポート番号の確認
  6. 必要なソフトウェアのインストール
  7. その他

インストールの可否の確認

  • 2.1.1 インストール条件を参照して、インストール可能な状態であるか確認してください。
  • コンピュータのホスト名が以下に示す文字を使用しているか確認してください。
    • アルファベット大文字(“A”~“Z”)
    • アルファベット小文字(“a”~“z”)
    • 数字(“0”~“9”)(注1)
    • ハイフン(“-”)(注2)
    • ピリオド(“.”)(注2)

(注1) 最後のピリオドの直後には、数字は使用できません。

(注2) ハイフンおよびピリオドは、ホスト名の先頭文字として使用できません。また、ピリオドは、ホスト名の最後に指定できません。

アプリケーションの停止

  • Windows(R)上のすべてのアプリケーションを停止させてください。

    本製品をインストールする際に、本製品が利用するディスク、レジストリなどの資源を使用しているとインストール作業に失敗する場合があります(例:イベントビューア、エクスプローラ、レジストリエディタなど)。

暗号化ソフトによる暗号化の解除

暗号化ソフトがインストールされている場合は、インストール /アンインストール前に暗号化を解除してください。暗号化を解除してないと、インストール /アンインストールに失敗する場合があります。

実行ユーザー

以下のいずれかのユーザーが必要です。 実行ユーザーが下記でない場合、インストールが続行できないため、実行ユーザーを作成してください。
  • Administrator
  • Administratorsグループに所属するユーザー

ポート番号の確認

IMAPSが使用するポート番号を以下に示します。他のプログラムとポート番号が重複する場合は、IMAPSのセットアップに用いる定義ファイルに使用可能なポート番号の値を記述してください。
ポート番号 説明
8100 IMAPSサーバで使用するWebサーバのポート (※1)
8101 IMAPSサーバの運用管理用ポート
8104 IMAPSサーバが使用する内部ポート
8109 IMAPSサーバが使用するDBのポート(※2)
8110 IMAPSの運用管理コマンドが使用する内部ポート
28090 サンプルアプリのHTTPリスナーポート
必要に応じて以下のように、ファイアーウォールなどの設定を行います。
  • (※1)のポート:クライアント(スマートデバイス)からアクセス可能にします。
  • (※2)のポート:機能分離構成時、IMAPS業務サーバからアクセス可能にします。

必要なソフトウェアのインストール

以下のソフトウェアがインストールされていない場合は、インストールしてください。

  • Microsoft(R) Internet Explorer
  • インターネットプロトコル(TCP/IP)

注意

本製品はIPv6/IPv4デュアルスタック環境で動作します。IPv6環境で運用を行う場合でも、IPv4のインターネットプロトコル(TCP/IP)がインストールされ、有効である必要があります。

なお、IPv4のインターネットプロトコル(TCP/IP)がインストールされていない環境で本製品のインストールを実行すると、ポート番号が使用中である旨のメッセージが表示されます。この場合、IPv4のインターネットプロトコル(TCP/IP)をインストールしてから、本製品のインストールを実行してください。

その他

本製品をNTFS形式のドライブにインストールする場合、製品インストールフォルダー配下のフォルダーおよびファイルのアクセス権は、本製品をインストールするフォルダーのアクセス権を引き継ぎます。

本製品をインストールするフォルダーのアクセス権には、以下のいずれかの権限を付与してください。

  • Administratorユーザー(フルコントロール)およびSYSTEMグループ(フルコントロール)
  • Administratorsグループ(フルコントロール)