トランザクションログファイルのインダウト部を作成するコマンドが追加になります。
名称
形式
lxreplog -G -i { インダウト部の格納パス名 | data | index }[,サイズ{K|M}]
機能説明
トランザクションログファイルのインダウト部の作成を行います。
オプションの意味
トランザクションログファイルのインダウト部を作成します。
インダウト部の格納パス名
トランザクションログファイルのインダウト部を作成するディレクトリパス名またはローデバイス名を絶対パス名で指定します。
data
トランザクションログファイルのデータ部と同じパスに作成する場合に指定します。
index
トランザクションログファイルのインデックス部と同じパスに作成する場合に指定します。
,サイズ{K|M}
インダウト部のサイズをKバイトまたはMバイト単位で指定します。サイズは、256K~2097151Kまたは1M~2047Mの範囲で指定します。“インダウト部の格納パス名”、“data”または“index”と“サイズ”はカンマ“,”で区切り、空白を入れないように指定します。
格納先がディレクトリの場合、サイズを省略することはできません。
格納先がローデバイスの場合、インダウト部のサイズを指定すると、当該ローデバイスに対してインダウト部を割り付けたあとに、空き領域が作成されます。だだし、この空き領域は使用することができません。
格納先がローデバイスの場合、サイズを省略すると指定したローデバイス全体の領域が割付け対象となります。ただし、指定したローデバイスにデータ部およびインデックス部がすでに作成されている場合、そのローデバイスの空き領域全体をインダウト部として割り付けます。
注意事項
Symfoware/RDBが起動中の場合、本コマンドは異常終了します。
Symfoware/RDBがロードシェアでない場合、本コマンドは異常終了します。
動作環境ファイル内にトランザクションログファイルの管理部の格納ディレクトリパス名(“LOGMNGPATH”)が正しく記述されていない場合、本コマンドは異常終了します。
事前にトランザクションログファイルのデータ部およびインデックス部が作成されていない場合、本コマンドは異常終了します。
格納パスにはUNIXファイルシステムまたはローデバイスを指定してください。
格納パスにローデバイスを指定した場合、本コマンドの実行者は、指定したローデバイスに対しての書込みおよび読込みの権限が必要となります。
格納パスにローデバイス以外を指定した場合、本コマンドの実行者は、指定したパスに対してファイルを作成する権限が必要となります。
格納パスにローデバイスを指定する場合、256Kバイト以上のローデバイスを指定してください。
格納パスに2Gバイト以上のローデバイスを指定した場合、ローデバイスの先頭から2Gバイトの領域を使用します。
トランザクションログファイルの容量見積りについては、“8.1.1 トランザクションログファイルの容量見積り”および“システム設計ガイド”を参照してください。
マルチRDB運用のときは、以下の点に注意してください。
環境変数RDBNAMEで対象のRDBシステム名を設定してください。
-iで指定する格納パス名を他のRDBシステムのパス名と重ならないように注意してください。
RHEL5でローデバイスを使用する場合、トランザクションログファイルにローデバイスを指定する場合同様、udevのブロックデバイスに対してシンボリックリンクを設定して使用してください。
復帰値
0:正常終了
1:異常終了