Linkexpress Replication optionのサービスをMicrosoft Cluster Serviceまたはフェールオーバークラスタリングに登録します。
Linkexpress Replication optionを、クラスタアドミニストレータを使ってMicrosoft Cluster Serviceに登録します。クラスタアドミニストレータは、クラスタの管理をローカルマシンやリモートマシンで行うアプリケーションです。
ここでは、以下の操作手順について説明します。
共用ディスクの登録
Linkexpress Replication optionのWindowsサービスの登録
Linkexpress Replication optionのサービスの再起動回数の設定
共用ディスクの登録
Linkexpress Replication optionが使用する共用ディスクを1つのリソースとして、Microsoft Cluster Serviceに登録します。Linkexpress Replication optionで使用する共用ディスクが複数ある場合は、すべて登録してください。
リソースの登録手順を以下に説明します。
クラスタアドミニストレータを開きます。
コンソールツリーで、[グループ]フォルダをダブルクリックします。
詳細情報のウィンドウ領域で、レプリケーション運用するSymfoware Serverのグループをクリックします。
[ファイル]メニューの[新規作成]をポイントし、[リソース]をクリックします。
[新しいリソース]で、リソースの名前、リソースの種類、グループを入力して、[次へ]をクリックします。
項目 | 設定値 |
---|---|
リソースの名前 | 任意の名前 |
リソースの種類 | “物理ディスク” |
グループ | レプリケーション運用するSymfoware Serverと同じグループ |
6.[実行可能な所有者]で、クラスタを構成するノードを追加して、[次へ]をクリックします。
項目 | 設定値 |
---|---|
実行できる所有者 | クラスタシステムを構成するノード |
[依存関係]では、何も指定しないで、[次へ]をクリックします。
[ディスク パラメータ]で、Linkexpress Replication optionの資源を配置する共有ディスクを選択して、[完了]をクリックします。
項目 | 設定値 |
---|---|
ディスク | Linkexpress Replication optionの資源を配置する共用ディスクのドライブ名 |
Linkexpress Replication optionのサービスの登録
Linkexpress Replication optionのサービスを1つのリソースとして、Microsoft Cluster Serviceに登録します。
リソースの登録手順を以下に説明します。
クラスタアドミニストレータを開きます。
コンソールツリーで、[グループ]フォルダをダブルクリックします。
詳細情報のウィンドウ領域で、レプリケーション運用するSymfoware Serverのグループをクリックします。
[ファイル]メニューの[新規作成]をポイントし、[リソース]をクリックします。
[新しいリソース]で、リソースの名前、リソースの種類、グループを入力して、[次へ]をクリックします。
項目 | 設定値 |
---|---|
リソースの名前 | 任意の名前 |
リソースの種類 | “汎用サービス” |
グループ | レプリケーション運用するSymfoware Serverと同じグループ |
[実行可能な所有者]で、クラスタを構成するノードを追加して、[次へ]をクリックします。
項目 | 設定値 |
---|---|
実行できる所有者 | クラスタシステムを構成するノード |
[依存関係]で、Linkexpress Replication optionが依存するリソースを追加して、[次へ]をクリックします。
項目 | 設定値 |
---|---|
依存関係 |
|
[汎用サービスのパラメタ]で、Linkexpress Replication optionのサービス名を入力して、[次へ]をクリックします。
項目 | 設定値 |
---|---|
サービス名 | Linkexpress Replication optionのサービス名 |
[レジストリレプリケーション]では、何も指定しないで、[完了]をクリックします。
参照
Linkexpress Replication optionのサービス名については、“導入運用ガイド”を参照してください。
Linkexpress Replication optionのサービスの再起動回数の設定
Symfoware Serverの起動を待ち合わせるために、Linkexpress Replication optionのリソースに再起動回数を設定します。
リソースの再起動回数の設定手順を以下に説明します。
クラスタアドミニストレータを開きます。
コンソールツリーで、[リソース]フォルダをクリックします。
詳細情報のウィンドウ領域で、Linkexpress Replication optionのリソースをクリックします。
[ファイル]メニューの[プロパティ]をクリックします。
プロパティの[詳細設定]タブをクリックして、以下を設定します。
項目 | 設定値 |
---|---|
再開する | オン |
グループに適用する | オフ |
しきい値 | 3 |
期間 | 900秒 |
"Looks Alive" ポーリング間隔 | 値を指定する(120000ミリ秒) |
"Is Alive" ポーリング間隔 | 値を指定する(120000ミリ秒) |
ポイント
プロパティの[詳細設定]タブの設定値は変更できます。Symfoware Serverの起動時間に合わせた設定を行ってください。詳細はオペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。
Linkexpress Replication optionを、フェールオーバークラスタ管理ツールを使ってクラスタに登録します。
フェールオーバークラスタ管理ツールは、Windows Server(R) 2008の場合は[フェールオーバークラスタの管理]、Windows Server(R) 2008 R2またはWindows Server(R) 2012の場合は[フェールオーバークラスターマネージャー]です。
ここでは、以下の操作手順について説明します。
共用ディスクの登録
Linkexpress Replication optionのサービスの追加
共用ディスクの登録
Linkexpress Replication optionが使用する共用ディスクを登録します。Linkexpress Replication optionで使用する共用ディスクが複数ある場合は、すべて登録してください。
フェールオーバークラスタ管理ツールを起動します。
コンソールツリーが折りたたまれている場合は、レプリケーション運用するSymfoware Serverのサービスを登録しているクラスターの下のツリーを展開します。
Windows Server(R) 2008またはWindows Server(R) 2008 R2の場合、コンソールツリーの[記憶域]を右クリックし、[ディスクの追加]をクリックします。
Windows Server(R) 2012の場合、コンソールツリーの[記憶域]の下の、[ディスク]を右クリックし、[ディスクの追加]をクリックします。
Linkexpress Replication optionで使用する共用ディスクを選択し、[OK]をクリックします。
Windows Server(R) 2008またはWindows Server(R) 2008 R2の場合、コンソールツリーの[サービスとアプリケーション]の下の、レプリケーション運用するSymfoware Serverのサービスを右クリックし、 [記憶域の追加]をクリックします。
Windows Server(R) 2012の場合、コンソールツリーの[役割]を選択し、中央のウィンドウ領域でレプリケーション運用するSymfoware Serverのサービスを登録しているクラスターを右クリックし、[記憶域の追加]をクリックします。
Linkexpress Replication optionで使用する共用ディスクを選択し、[OK]をクリックします。
Linkexpress Replication optionのサービスの追加
Linkexpress Replication optionのサービスを追加します。
フェールオーバークラスタ管理ツールを起動します。
コンソールツリーが折りたたまれている場合は、レプリケーション運用するSymfoware Serverのサービスを登録しているクラスターの下のツリーを展開します。
Windows Server(R) 2008またはWindows Server(R) 2008 R2の場合、コンソールツリーの[サービスとアプリケーション]の下の、レプリケーション運用するSymfoware Serverのサービスを右クリックし、 [リソースの追加]をポイントして[3‐汎用サービス]をクリックします。
Windows Server(R) 2012の場合、コンソールツリーの[役割]を選択し、中央のウィンドウ領域でレプリケーション運用するSymfoware Serverのサービスを登録しているクラスターを右クリックし、 [リソースの追加]をポイントして[汎用サービス]をクリックします。
新しいリソースウィザードの[サービスの選択]に表示されているWindowsサービスの一覧から、フェールオーバークラスタリングで動作させるLinkexpress Replication optionのサービスを選択して、[次へ]をクリックします。
[確認]で[次へ]をクリックします。
[概要]で[完了]をクリックします。
フェールオーバークラスタ管理ツールの右側のウィンドウ領域の[操作]に表示されているLinkexpress Replication optionのサービスの、[プロパティ]をクリックします。
[依存関係]タブをクリックし、[リソース]にLinkexpress Replication optionのサービスが依存するリソースを追加します。
AND/OR | リソース |
---|---|
‐ | “共用ディスクの登録”で登録した共用ディスクのリソース |
AND | Symfoware Serverのサービス |
9.[ポリシー]タブをクリックして、以下を設定します。
項目 | 設定値 |
---|---|
リソースが失敗状態になった場合は、現在のノードで再起動を試みる | オン |
再起動期間(mm:ss) | 15:00 |
指定期間内での再起動の試行回数 | 3 |
再起動に失敗した場合は、このサービスまたはアプリケーションのすべてのリソースをフェールオーバーする | オフ |
10.[詳細なポリシー]タブをクリックして、以下を設定し[OK]をクリックします。
項目 | 設定値 |
---|---|
基本的なリソース正常性チェックの間隔 | 次の間隔を使用する(mm:ss)(02:00) |
完全なリソース正常性チェックの間隔 | 次の間隔を使用する(mm:ss)(02:00) |
ポイント
プロパティの[ポリシー]タブおよび[詳細なポリシー]タブの設定値は変更できます。Symfoware Serverの起動時間に合わせた設定を行ってください。
詳細はオペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。
参照
Linkexpress Replication optionのサービス名については、“導入運用ガイド”を参照してください。