JournalTransferサービスはSolarisサーバ、WindowsサーバまたはLinuxサーバ上のJournalTransferシステムの起動と停止に対する処理を行います。JournalTransferサービスは、Solarisサーバ、WindowsサーバまたはLinuxサーバに1つ存在します。
なお、JournalTransferサービスのサービス定義により複数のJournalTransferシステムを起動することができます。
JournalTransferサービスのサービス定義を以下の順に説明します。
環境変数PATHの設定
サービス定義の作成先
サービス定義の内容
サービス定義の定義例
環境変数PATHの設定は、Solarisサーバ、WindowsサーバまたはLinuxサーバの環境変数に以下のPATHを設定する必要があります。
一般ユーザによる資源の改ざん、情報の漏洩を防ぐために、環境変数PATHの権限を適切に設定することを推奨します。
PATH = $DIR/FJSVtrjt/bin/ |
PATH = $DIR\TRJT\bin\ |
注) “$DIR”は、製品インストール時に指定したディレクトリ名です。
サービス定義は、テキストファイルとして以下のパスとファイル名で作成してください。
一般ユーザによる資源の改ざん、情報の漏洩を防ぐために、サービス定義の権限を適切に設定することを推奨します。
$DIR/FJSVtrjt/env/services |
$DIR\TRJT\env\services |
注) “$DIR”は、製品インストール時に指定したディレクトリ名です。
サービス定義にtrjtstartコマンドを定義することにより、JournalTransferサービスと同時に複数のJournalTransferシステムを起動することができます。trjtstartコマンドについては、“26.2.3 trjtstartコマンド”を参照してください。
留意点
サービス定義が存在しない場合、またはサービス定義の内容が空行のみの場合、JournalTransferサービスのみ起動します。なお、空白またはタブのみで構成される行は空行扱いとします。
サービス定義に定義したtrjtstartコマンドの記述に誤りがあった場合、およびサービス定義の内容に空行があった場合は、以降のJournalTransferシステムの起動は実行されません。
サービス定義の定義例を以下に示します。
trjtstart -i TRJTSN01 -f /opt/FJSVtrjt/samples/TRJTSN01.def trjtstart -i TRJTRV01 -f /opt/FJSVtrjt/samples/TRJTRV01.def |
trjtstart -i TRJTSN01 -f C:\LinkexpressTRO\TRJT\samples\TRJTSN01.def trjtstart -i TRJTRV01 -f C:\LinkexpressTRO\TRJT\samples\TRJTRV01.def |