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Linkexpress Transactional Replication option V5.0L60 説明書
FUJITSU Software

13.5.6 定義の反映

TJNLの定義の反映方法について説明します。

13.5.6.1 定義反映の方法

登録されているTJNLの定義を有効にするためには、定義を反映する必要があります。定義の反映方法は、反映対象となる定義によって異なります。定義の反映は、TJNLの起動でtrmqdstrsvcコマンドに-nパラメタを指定した時および一部機能の起動でtjnlstrコマンドに-nパラメタを指定した時に行います。"表13.29 反映対象の定義と反映の方法"に反映対象の定義と反映の方法について示します。
なお、一度反映された定義は、次回の定義反映が行われるまで有効となります。

表13.29 反映対象の定義と反映の方法

反映の方法

TJNLの起動

一部機能の起動

ジャーナル取得機能

ジャーナル配付機能

反映対象の定義

取得定義

×

×

配付定義

×

取得定義および配付定義

×

×

○:定義が反映できる ×:定義は反映できない

配付定義のみを反映する場合は、ジャーナル取得機能を停止することなく定義の反映が行えます。
起動の詳細については、"13.6 ジャーナル提供側業務の運用"を参照してください。trmqdstrsvcコマンドおよびtjnlstrコマンドの詳細については、"13.10 コマンド"を参照してください。

13.5.6.2 定義反映の条件

TJNLの定義を反映する場合、反映する方法ごとにいくつかの条件を満たす必要があります。

TJNLの起動で定義を反映する場合

TJNLの起動時に定義を反映する場合は、以下の条件がすべて満たされている必要があります。

ジャーナル配付機能の起動で定義を反映する場合

ジャーナル配付機能の起動時に定義を反映する場合は、以下の条件がすべて満たされている必要があります。

なお、同一トランザクションで取得されたジャーナルの配付が完結していない状態で、ジャーナル配付機能の起動時に定義反映を指定した場合は、定義を反映せずに起動し、配付途中であったジャーナルの配付が完結した時点で、自動的にジャーナル配付機能を停止します。