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Linkexpress Transactional Replication option V5.0L60 説明書
FUJITSU Software

12.6.6 異常時の運用

通常運用中に発生する異常の種類と異常発生時の運用について、"表12.35 ジャーナル提供側業務の異常の種類と運用"に示します。

表12.35 ジャーナル提供側業務の異常の種類と運用

異常の種類

運用

アプリケーションの異常終了

異常終了の原因を除去して、業務を再開します。

TJNLダウン

以下の手順で復旧します。

  1. TJNLを再起動

  2. 業務を再開

TRMダウン

以下の手順で復旧します。

  1. TRMを再起動

  2. TJNLを再起動(注)

  3. 業務を再開

Oracleダウン

以下の手順で復旧します。

  1. Oracleデータベースを再起動

  2. 業務を再開

システムダウン

以下の手順で復旧します。

  1. システムを再起動

  2. Oracleデータベースを再起動

  3. TRMを再起動

  4. TJNLを再起動(注)

  5. 業務を再開

ジャーナル取得ファイルの満杯

ジャーナル提供側のアプリケーションが異常終了します。再度、アプリケーションのトランザクションを実行します。
異常終了を繰り返すようであれば、以下の原因が考えられるため、原因を除去してください。

  • ジャーナル配付機能が停止している

  • ジャーナル利用側の業務が停止している

  • メッセージ取出し操作が行われていない

  • システム間の通信路に異常がある

  • ジャーナル取得ファイルの容量が小さい

  • ジャーナル取得ファイルの退避・復元が必要な状態である

ジャーナル取得ファイルの障害

以下の手順で復旧します。

  1. Oracleデータベースの強制停止

  2. Oracleデータベースの再起動

  3. TRMを再起動

  4. TJNL環境の再作成

  5. TJNLの起動

  6. 業務を再開

注) 通常は、TRMを起動すると連動してTJNLも起動されます。起動についての詳細は、"12.6.1 運用操作の説明"を参照してください。