Oracleのサポート範囲について説明します。
Oracleデータベースを作成する際に、Oracleシステム識別子(ORACLE_SID)はデータベース名と同じ名前を指定してください。
Oracleデータベースを作成する際にキャラクタ・セットを以下のいずれかを指定してください。
データベースキャラクタ・セット
種類 | |||
---|---|---|---|
JA16EUC | ○ | × | ○ |
JA16EUCTILDE | ○ | × | ○ |
JA16SJIS | ○ | ○ | ○ |
JA16SJISTILDE | ○ | ○ | ○ |
AL32UTF8 | ○ | ○ | ○ |
UTF8 | ○ | ○ ※ | ○ |
※:"JIS X 0213:2004"に準拠したコード系
各国語キャラクタ・セット
種類 | |||
---|---|---|---|
AL16UTF16 | ○ | ○ | ○ |
以下のOracleの機能は使用できません。
パーティション機能
分散機能
Oracle Real Application Clusters
以下はジャーナル取得の対象に指定できません。
ビュー
シノニム
データベース・リンク
オブジェクト表
TJNLにおけるOracleデータベースのデータ型のサポート可否を"表12.1 TJNLにおけるOracleデータベースのデータ型のサポート可否"に示します。サポートする一部のデータ型については指定可能な長さ、精度、位取りに制限があります。詳細は"B.5.2 取得定義構文(Oracle連携) ”の"表B.36 長さ、精度および位取りの最小値、最大値および省略値"を参照してください。
データ型 | 説明 | サポート可否 | |
---|---|---|---|
Oracle組込みデータ型 | CHAR | 固定長文字列 | ○ |
VARCHAR2 | 可変長文字列 | ○ | |
NCHAR | 各国語固定長文字列(注1) | △ | |
NVARCHAR2 | 各国語可変長文字列(注1) | △ | |
NUMBER | 2進整数(注2)(注3) | △ | |
固定小数点数(注4) | △ | ||
浮動小数点数 | × | ||
LONG | 可変長文字列 | × | |
LONG RAW | 可変長バイナリデータ | × | |
RAW | 固定長バイナリデータ | × | |
DATE | 日付(注5)(注6) | △ | |
BINARY_FLOAT | 32ビットの浮動小数点数(注7) | × | |
BINARY_DOUBLE | 64ビットの浮動小数点数(注7) | × | |
TIMESTAMP | 日付の年、月、日および時刻の時、分、秒の値 | × | |
TIMESTAMP WITH | タイム・ゾーンの置換値などのすべてのTIMESTAMPの値 | × | |
TIMESTAMP WITH | TIMESTAMP WITH TIME ZONEのすべての値 | × | |
INTERVAL | 年および月で期間を格納 | × | |
INTERVAL | 日、時、分で期間を格納 | × | |
BLOB | バイナリ・ラージ・オブジェクト(注8) | △ | |
CLOB | シングルバイト・キャラクタを含むキャラクタ・ラージ・オブジェクト | × | |
NCLOB | マルチバイト・キャラクタを含むキャラクタ・ラージ・オブジェクト | × | |
BFILE | データベース外のバイナリ・ファイルへのバイト・ストリーム | × | |
ROWID | 表中の行アドレスを表す16進文字列 | × | |
UROWID | 索引構成表の行のアドレスを論理的に表す16進文字列 | × | |
ANSI SQLデータ型(注9) | CHARACTER | 固定長文字列 | ○ |
CHARACTER VARYING | 可変長文字列 | ○ | |
NATIONAL CHARACTER | 各国語固定長文字列(注1) | △ | |
NATIONAL CHARACTER VARYING | 各国語可変長文字列(注1) | △ | |
NUMERIC | 固定小数点数(注4) | △ | |
INTEGER | 符号付き整数 | × | |
FLOAT | 浮動小数点数 | × | |
ユーザ定義型 | ユーザが定義するデータ型 | × | |
Oracleが提供する型 | Oracleが提供する型(Any型、XML型、空間型、メディア型) | × |
注1)日本語文字(全角文字)だけを扱います。JIS X 201の範囲のデータは扱えません。
注2)位取りが指定されていない場合に2進整数となります。
注3)-231以上231-1以下のデータを扱います。
注4)固定小数点数は利用ジャーナルでは外部10進数として扱います。
注5)日付のデータを扱います。時刻を含むデータの場合は時刻の情報が削除されます。
注6)年は1以上9999以下のデータを扱います。
注7)Oracle10gでサポートされたデータ型です。
注8)LOBロケータを使用して更新したデータは扱いません。
注9)対応するOracle組込みデータ型で扱います。対応するOracle組み込みデータ型についてはOracleのマニュアルを参照してください。また、長さ、制度、および位取りに指定可能な範囲についても、Oracleに準拠します。
○:サポート
△:条件つきサポート
(長さ、精度、および位取りに指定可能な範囲については"表B.36 長さ、精度および位取りの最小値、最大値および省略値"を参照してください。)
×:サポート外
更新情報を取得するOracleデータベースに作成する以下のスキーマ・オブジェクトについては、「TJNL」「tjnl」で始まる名前を使用することはできません。
表
トリガー
ストアド・プロシージャ
ストアド・ファンクション
パッケージ