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Linkexpress Transactional Replication option V5.0L60 説明書
FUJITSU Software

12.3.1 Oracleのサポート範囲

Oracleのサポート範囲について説明します。

12.3.1.1 システム識別子(ORACLE_SID)

Oracleデータベースを作成する際に、Oracleシステム識別子(ORACLE_SID)はデータベース名と同じ名前を指定してください。

12.3.1.2 キャラクタ・セット

Oracleデータベースを作成する際にキャラクタ・セットを以下のいずれかを指定してください。

12.3.1.3 Oracleの機能に関する制限

以下のOracleの機能は使用できません。

12.3.1.4 ジャーナル取得の対象に関する制限

以下はジャーナル取得の対象に指定できません。

12.3.1.5 データ型

TJNLにおけるOracleデータベースのデータ型のサポート可否を"表12.1 TJNLにおけるOracleデータベースのデータ型のサポート可否"に示します。サポートする一部のデータ型については指定可能な長さ、精度、位取りに制限があります。詳細は"B.5.2 取得定義構文(Oracle連携) ”の"表B.36 長さ、精度および位取りの最小値、最大値および省略値"を参照してください。

表12.1 TJNLにおけるOracleデータベースのデータ型のサポート可否

データ型

説明

サポート可否

Oracle組込みデータ型

CHAR

固定長文字列

VARCHAR2

可変長文字列

NCHAR

各国語固定長文字列(注1)

NVARCHAR2

各国語可変長文字列(注1)

NUMBER

2進整数(注2)(注3)

固定小数点数(注4)

浮動小数点数

×

LONG

可変長文字列

×

LONG RAW

可変長バイナリデータ

×

RAW

固定長バイナリデータ

×

DATE

日付(注5)(注6)

BINARY_FLOAT

32ビットの浮動小数点数(注7)

×

BINARY_DOUBLE

64ビットの浮動小数点数(注7)

×

TIMESTAMP

日付の年、月、日および時刻の時、分、秒の値

×

TIMESTAMP WITH
TIME ZONE

タイム・ゾーンの置換値などのすべてのTIMESTAMPの値

×

TIMESTAMP WITH
LOCAL TIME ZONE

TIMESTAMP WITH TIME ZONEのすべての値

×

INTERVAL
YEAR TO MONTH

年および月で期間を格納

×

INTERVAL
DAY TO SECOND

日、時、分で期間を格納

×

BLOB

バイナリ・ラージ・オブジェクト(注8)

CLOB

シングルバイト・キャラクタを含むキャラクタ・ラージ・オブジェクト

×

NCLOB

マルチバイト・キャラクタを含むキャラクタ・ラージ・オブジェクト

×

BFILE

データベース外のバイナリ・ファイルへのバイト・ストリーム

×

ROWID

表中の行アドレスを表す16進文字列

×

UROWID

索引構成表の行のアドレスを論理的に表す16進文字列

×

ANSI SQLデータ型(注9)

CHARACTER
CHAR

固定長文字列

CHARACTER VARYING
CHAR VARYING

可変長文字列

NATIONAL CHARACTER
NATIONAL CHAR
NCHAR

各国語固定長文字列(注1)

NATIONAL CHARACTER VARYING
NATIONAL CHAR VARYING
NCHAR VARYING

各国語可変長文字列(注1)

NUMERIC
DECIMAL

固定小数点数(注4)

INTEGER
INT
SMALLINT

符号付き整数

×

FLOAT
DOUBLE PRECISION
REAL

浮動小数点数

×

ユーザ定義型

ユーザが定義するデータ型

×

Oracleが提供する型

Oracleが提供する型(Any型、XML型、空間型、メディア型)

×

注1)日本語文字(全角文字)だけを扱います。JIS X 201の範囲のデータは扱えません。
注2)位取りが指定されていない場合に2進整数となります。
注3)-231以上231-1以下のデータを扱います。
注4)固定小数点数は利用ジャーナルでは外部10進数として扱います。
注5)日付のデータを扱います。時刻を含むデータの場合は時刻の情報が削除されます。
注6)年は1以上9999以下のデータを扱います。
注7)Oracle10gでサポートされたデータ型です。
注8)LOBロケータを使用して更新したデータは扱いません。
注9)対応するOracle組込みデータ型で扱います。対応するOracle組み込みデータ型についてはOracleのマニュアルを参照してください。また、長さ、制度、および位取りに指定可能な範囲についても、Oracleに準拠します。
○:サポート
△:条件つきサポート
(長さ、精度、および位取りに指定可能な範囲については"表B.36 長さ、精度および位取りの最小値、最大値および省略値"を参照してください。)
×:サポート外

12.3.1.6 スキーマ・オブジェクトの名前

更新情報を取得するOracleデータベースに作成する以下のスキーマ・オブジェクトについては、「TJNL」「tjnl」で始まる名前を使用することはできません。