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Linkexpress Transactional Replication option V5.0L60 説明書
FUJITSU Software

8.1 DBサービス定義機能の使用方法

DBサービス定義機能による、DBサービス定義の登録/登録抹消の手順を説明します。DBサービス定義の登録/登録抹消は、DBサービスグループ単位に行います。

DBサービス定義で使用するコマンドの詳細ついては、"第7章 操作コマンド"を参照してください。

また、DB連携定義ツールによりDBサービス定義ファイルを作成できます。
DB連携定義ツールについては、"第8部 DB連携定義ツール"を参照してください。

DBサービスグループの登録

DBサービスグループの登録手順は以下のとおりです。なお、DBサービスグループ名は、システムで一意の名前にしてください。

  1. DBサービス定義ファイルの作成

    DBサービス定義ファイルを作成します。


    DBサービス定義ファイルの配置場所は、ユーザディレクトリの配下としてください。製品のインストールディレクトリ配下には配置しないでください。


    DBサービス定義ファイルの配置場所やファイル名は、以下の規約に従ってください。

    • DBサービス定義ファイルは、"インストールフォルダ\TRO\MANAGER\DB\_GEN"配下に配置してください。

    • DBサービス定義ファイルの拡張子は".def"としてください。

    • DBサービス定義ファイル名は、半角英数字または半角アンダースコア"_"を使用し、拡張子を除いて8文字以内のファイル名としてください。

    以下に、DBサービス定義ファイルの記述例を示します。

    INTABLE
    NAME = INORDER
    DATATYPE = ( local-member , non-attribute add null field )
    ITEM = ( ( @TRHEADER , char(8) except null field ) ,
    ( @DBOP , sint add null field ) ,
    ( ITEM1 , char(20) ) )
    ;
    EXTRACT
    NAME = EXTORDER
    INTABLE = INORDER
    SELECT = *
    ;
    OUTTABLE
    NAME = OUTORDER
    DATATYPE = ( database-member , symfoware/rdb )
    EXTRACT = EXTORDER
    SCHEMA = スキーマ01
    ITEM = ( @TRHEADER , @DBOP , 項目名 )
    ;
    STOREGROUP
    NAME = STRORDER
    MEMBER = ( ( OUTORDER , データ01 ) )
    FILE = /TRM001.QUEUE1
    DATABASE = データベース01
    ;

  2. DBサービスグループの登録

    登録対象のDBサービスグループ名およびDBサービス定義ファイルを指定して、lxrtmgensvコマンドを実行します。
    たとえば、DBサービスグループ名を"SVCGRP1"として、DBサービス定義ファイル"sample.def"をDBサービスグループに登録する場合は、以下のとおりです。

    lxrtmgensv -s SVCGRP1 -f sample.def
    lxrtmgensv -s SVCGRP1 -f sample

    lxrtmdspsvコマンドにより、登録したDBサービスグループを確認します。

    lxrtmdspsv

DBサービスグループの登録抹消

登録済みのDBサービスグループを抹消する手順は以下のとおりです。

DBサービスグループの登録抹消を行う場合、対象になるDBサービスグループは運用を停止している必要があります。

  1. DBサービスグループの登録抹消

    登録を抹消するDBサービスグループ名および-Dオプションを指定して、lxrtmgensvコマンドを実行します。DBサービスグループ名が"SVCGRP1"である場合の例は、以下のとおりです。

    lxrtmgensv -s SVCGRP1 -D

    lxrtmdspsvコマンドにより、DBサービスグループが登録抹消されていることを確認します。登録抹消されたDBサービスグループ名は表示されません。

    lxrtmdspsv