本開発環境パッケージをインストールする前に、必ず以下の作業を行ってください。
Interstage Studioの「フレームワーク」の確認
インストール環境にInterstage Studioがインストールされている場合は、Interstage Studioの「フレームワーク」がインストールされていることを確認してください。
以下の1、2の条件に一致する場合は、本開発環境パッケージをインストールする前に、Interstage Studioのインストーラにより「フレームワーク」がインストールされている必要があります。詳細については、Interstage Studioの「インストールガイド」を参照してください。
インストール環境にInterstage Studioがインストールされている場合
上記のInterstage Studioに「フレームワーク」がインストールされていない場合
上記の条件に一致した状態で本開発環境パッケージのインストールを実施すると以下のエラーメッセージが表示され、インストールは実行できません。なお、インストール環境に応じて他の製品名が表示される場合があります。
「Interstage Studioのフレームワークがインストールされていません。Interstage Studioのインストーラでフレームワークをインストールしてください。」
ポイント
Interstage Studioがインストールされていない環境では、本開発環境パッケージに同梱しているApcoordinatorが自動的にインストールされるので、そのまま本開発環境パッケージをインストールすることができます。
すべてのアプリケーションを終了させてください。
インストールする際に、本開発環境パッケージが利用する資源を使用しているとインストール作業に失敗する場合があります。
本開発環境パッケージに同梱されているApcoordinatorをインストールする場合は、インストール時にシステムの環境変数のPATH変数、UJI_HOME変数にパスを設定します。不要なパスが設定されている場合は、削除してください(システム環境変数の有効長を超える場合は、パスは設定されません)。
Windows(R)の8.3形式(ショートネーム)のパス生成が無効であるとき
以下の手順で8.3形式(ショートネーム)のファイル名のパス生成が有効であるかを確認し、無効である場合は、有効となるように変更してから本開発環境パッケージをインストールください。
以下のコマンドを実行し、disable8dot3に表示される値を確認します。
コマンド実行例
C:\> fsutil behavior query disable8dot3 disable8dot3 = 0
disable8dot3の値:0 有効、1 無効、2 ボリューム単位
1の結果が「1(無効)」および「2(ボリューム単位)」の場合は、以下のコマンドを実行します。
「1(無効)」の場合
以下のように「0(有効)」を設定して、コンピュータを再起動します。
C:\> fsutil behavior set disable8dot3 0
「2(ボリューム単位)」の場合 (Windows 7、Windows 8、Windows Server 2008 R2、またはWindows Server 2012の場合)
ボリューム単位でショートネームのパス形式の有効・無効を設定できるので、以下のように本開発環境パッケージをインストールするドライブのボリューム(例 c:)を指定してください。
コマンド実行例
C:\> fsutil behavior query disable8dot3 c: Disable8dot3 のボリュームの状態は 0 です (8dot3 名の作成は有効です)。 NtfsDisable8dot3NameCreation のレジストリの状態は既定値の 2 です (ボリューム単位で設定します)。 上の 2 つの設定に基づいて、8dot3 名の作成は c: で有効です。
disable8dot3に「1(無効)」が設定されている場合は、以下のように「0(有効)」を設定して、コンピュータを再起動します。
C:\> fsutil behavior set disable8dot3 c: 0
ターミナルサービスのインストールモードへの変更について
ターミナルサービスが実行モードの状態の場合は、インストールモードに変更する必要があります。本開発環境パッケージをインストールする前に、以下のコマンドを実行して、ターミナルサービスをインストールモードに変更してください。
CHANGE USER /INSTALL
また、本開発環境パッケージのインストール完了後は、必ず実行モードに変更してください。実行モードへの変更については、インストール後の作業の「ターミナルサービスの実行モードへの変更について」を参照してください。