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Interstage Business Application Server トラブルシューティング
FUJITSU Software

9.2.3 復帰値やOUTパラメタで異常な値が取得される

同期アプリケーション連携実行基盤のbeanデータおよびMapデータ使用時に、クライアプリケーションにおいて、サーバアプリケーションで設定された復帰値やOUTパラメタの内容を参照した際に、意図しない値が設定されている場合には、以下の可能性があります。

データを設定するbeanと業務処理のインタフェースが異なる

クライアントでデータを格納しているbeanと業務処理のインタフェース情報で不整合が生じている可能性があります。
サーバアプリケーションの実行基盤インタフェースを生成する際に使用した定義を使用してbeanを再作成し、クライアントアプリケーションを再作成してください。

ポイント

サーバアプリケーションの実行基盤インタフェースを生成するために必要な定義は以下のとおりです。

  • C言語サーバアプリケーションの場合

    • IDLファイル

    • アプリケーション情報入力ファイル

  • COBOLサーバアプリケーションの場合

    • 登録集

    • アプリケーション情報入力ファイル

注意

C言語アプリケーションを使用できるのは、同期アプリケーション連携実行基盤だけです。

IDLにおいて未サポートの文法および書式でインタフェースが定義されている

C言語でサーバアプリケーションを作成している場合、同期アプリケーション連携実行基盤でサポートしていない書式でデータが定義されている可能性があります。
“Interstage Business Application Server アプリケーション開発ガイド”の“IDLファイルの作成・修正”を参照して、同期アプリケーション連携実行基盤で使用可能なIDLの文法および書式でIDLが記述されていることを確認してください。