ページの先頭行へ戻る
Interstage Business Application Server 運用ガイド(アプリケーション連携実行基盤編)
FUJITSU Software

8.1.3 アプリケーション自動再起動

入力データの誤りなどによりアプリケーションに異常が発生し、プロセスが異常終了した場合、ワークユニットの残りのプロセスで要求を行わなければならず、プロセスが異常終了することで処理性能が悪化することが考えられます。これを防止するため、ワークユニットではプロセスの監視を行い、プロセスが異常終了した場合、自動的にプロセスを再起動します。これによりワークユニット起動時のプロセス数を常に保持し続けることが可能となり、処理性能を確保することができます。

なお、プロセスが異常終了時に処理中であったイベントデータについては、プロセス再起動時にロールバックされ、再び受信されます。

8.1.3.1 プロセス再起動リトライカウント

アプリケーション障害により異常終了した場合、プロセスを再起動しても同一の障害によりプロセスの異常終了とプロセスの再起動の繰り返し(ループ)になる可能性があります。
この場合、該当のアプリケーションに異常があると考え、ワークユニットを異常停止することができます。

設定内容は、連続異常終了回数を設定します。連続異常終了回数とは、アプリケーションの障害などにより、該当アプリケーションが1度も正常に処理されず、異常終了と再起動が繰り返される回数です。連続して異常終了した回数に達した場合、ワークユニットは異常終了します。リトライカウント数については、ワークユニット定義の「Application Retry Count」ステートメントに設定します。