オンラインバックアップ運用では、バックアップサーバを用いてバックアップするため、業務サーバとは別に、バックアップサーバが必要です。したがって、2台以上のサーバ構成にする必要があります。
バックアップサーバへの通信にはsshを使用するため、業務サーバからバックアップサーバへのssh接続を有効にする必要があります。設定方法などの詳細は、OSのマニュアルを参照してください。
レプリケーション運用
レプリケーション運用を行う場合のシステム構成を説明します。
図G.4 レプリケーション運用構成例
業務用のストレージプールを構成する物理DISKは1本で、DISK全体を登録しています。
バックアップはバックアップ用ストレージプールを含めて、最大2世代保存します。
業務サーバ(管理対象サーバ): SV-1
バックアップサーバ(運用管理サーバ): BKSV(AdvancedCopy Managerへの登録名)
業務用ストレージプール: STP1
バックアップ用ストレージプール: STP1B
ディスク
物理ディスク | 接続サーバ | デバイス種別 | デバイス名 | 用途(ストレージプール) |
---|---|---|---|---|
業務VOL | SV-1 | LU | c1t1d1 | 業務用ストレージプール(STP1) |
バックアップVOL-1 | BKSV | LU | c2t1d11 | バックアップ用ストレージプール(STP1B) |
バックアップVOL-2 | BKSV | スライス | c2t1d12s1 | 旧世代用バックアップボリューム |
AdvancedCopy Manager CCM運用
AdvancedCopy Manager CCM運用を行う場合のシステム構成を説明します。
図G.5 AdvancedCopy Manager CCM運用構成例
業務用のストレージプールを構成する物理DISKは1本で、DISK全体を登録しています。
バックアップはバックアップ用ストレージプールを含めて、最大2世代保存します。
業務サーバ: SV-1
CCMサーバ: BKSV
業務用ストレージプール: STP1
バックアップ用ストレージプール: STP1B
ディスク
物理ディスク | 接続サーバ | LU番号 | デバイス種別 | デバイス名 | 用途(ストレージプール) |
---|---|---|---|---|---|
業務VOL | SV-1 | 0x01 | LU | c1t1d1 | 業務用ストレージプール(STP1) |
バックアップVOL-1 | BKSV | 0x11 | LU | c2t1d11 | バックアップ用ストレージプール(STP1B) |
バックアップVOL-2 | - | 0x12 | LU | - | 旧世代用バックアップボリューム |