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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.0 運用ガイド
FUJITSU Storage

1.4.2 PRIMECLUSTER GDS/SafeDISKのSDXオブジェクト

PRIMECLUSTER GDS(以降、“GDS”と記述します)/SafeDISKは、主にディスク装置間のミラーリング機能を持ったソフトウェアです。

AdvancedCopy Managerでは、GDS/SafeDISKのSDXオブジェクトのバックアップ、レプリケーション運用を行うことが可能です。SDXオブジェクトとは、GDS/SafeDISKが管理する仮想的な資源であり、クラス、グループ、ディスク、ボリューム、スライスの総称です。

AdvancedCopy Managerでは、論理ボリューム単位またはスライス単位で、SDXオブジェクトのバックアップ/レプリケーション運用を行うことが可能です。

論理ボリューム単位とスライス単位では、以下のように、AdvancedCopy Managerに指定するデバイス名の形式が異なります。

クラス名が「class1」、ボリューム名が「volume1」、sdxinfoのDEVNAMの値が「c1t0d10」の場合のデバイス名です。

  • 論理ボリューム単位の運用

    /dev/sfdsk/class1/dsk/volume1

  • スライス単位の運用

    /dev/sfdsk/class1/dsk/volume1:c1t0d10

注意

  • 論理ボリューム単位の運用には、PRIMECLUSTER GDSとPRIMECLUSTER GDS Snapshotが必要です。

  • 1つの管理対象サーバにおいて、論理ボリューム単位の運用とスライス単位の運用を同時に行うことはできません。なお、クラスタ運用時は管理対象サーバ業務ごとに、論理ボリューム単位またはスライス単位の運用が可能です。

SDXオブジェクトに関して、バックアップ運用は「3.8 SDXオブジェクトの運用」を、レプリケーション運用は「7.8 SDXオブジェクトの運用」を参照してください。

なお、インストール先のシステム環境により、ソフトウェアのバージョンレベルは異なります。詳細は、関連するソフトウェアのマニュアルなどを参照してください。