負荷は常に変動するので、自動チューニングは常に帯域幅を変更し続けます。アプリケーションとしての性能目標を達成した以降、現状の帯域幅で固定したい場合は、QoS自動化機能を停止してください。
QoS自動化機能の停止は、Webコンソールまたはコマンドで行います。Webコンソールを利用する場合の停止方法は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「QoS自動化機能の有効化/無効化」を参照してください。コマンドを利用する場合はesfadm storage qossetコマンドを実行します。
なお、QoS自動化機能を再起動する場合は、「QoS自動化機能の有効化/無効化」の手順3で、[QoS自動化]の下にある[起動]をクリックします。またはesfadm storage qossetコマンドを実行します。
目標レスポンスタイムを設定している場合で、レスポンスタイムの実測値が目標値に達していないときでも、業務のI/O性能は十分に満たしていることがあります。そのあと、業務の構成変更に伴った業務の追加・削除が行われることで、再度チューニングが行われ、業務のI/O性能に影響することがあります。チューニングが完了したと判断した場合、設定している目標レスポンスタイムを実測値に合わせるように変更しておくことで、この影響を減らすことができます。