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ETERNUS SF Storage Cruiser 16.1 運用ガイド Optimization機能編
FUJITSU Storage

5.5.3 性能グラフによる確認

性能グラフの表示手順は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「性能情報のグラフ表示」または「FTVの性能情報のグラフ表示」を参照してください。

アプリケーションで求められているレスポンスタイムを満たしているかを確認する場合

アプリケーションで求められているレスポンスタイムを満たしているかどうかを、以下の手順で実測レスポンスタイムから確認します。

  1. 実測レスポンスタイムを確認します。
    性能グラフで実測レスポンスタイムを表示します。

    1. 性能情報のドロップダウンリストで "レスポンスタイム"を選択し、 "リード+ライト"を選択します。

    2. [グラフの表示]をクリックします。

  2. 表示された実測レスポンスタイムを基に判定します。

    • 実測レスポンスタイムが目標レスポンスタイムより速い、または等しい場合
      そのボリュームは目標を達成しています。

    • 実測レスポンスタイムが目標レスポンスタイムより遅く、一定の値を示している場合
      QoS自動化機能での調整が限界である可能性が考えられます。

目標性能を達成しているかを確認する場合

目標値(QoS自動化優先度が設定されている場合は内部で計算された目標値)を満たしているかどうかを、以下の手順でQoS目標達成率から確認します。

  1. QoS目標達成率を確認します。
    性能グラフでQoS目標達成率を確認します。リードレスポンスタイムとライトレスポンスタイムの加重平均に対する現時点での目標レスポンスタイムとの比率を表示します。

    1. 性能情報のドロップダウンリストで"QoS目標達成率"を選択します。

    2. [グラフの表示]をクリックします。

  2. 表示されたQoS目標達成率を基に判定します。

    • QoS目標達成率が100%以上の場合
      そのボリュームの性能は目標を達成しています。

    • QoS目標達成率が100%未満で、一定の値を示している場合
      QoS自動化機能での調整が限界である可能性が考えられます。