メッセージ中にパラメーターとして挿入される、ETERNUS ディスクアレイのエラーコードおよび詳細エラーメッセージについて説明します。
なお、表にないエラーメッセージが出力された場合は、ハードウェア障害の発生が考えられるので、当社技術員(CE)に連絡してください。
エラー | エラーメッセージ | 説明 | 対処方法 |
---|---|---|---|
2 | invalid logical volume name. | コピー元デバイスまたはコピー先デバイスが実在しません。 | 本メッセージは、異なるOS間でLogical Unit(ディスク)からLogical Unit(ディスク)へのコピーを行ったときに表示される場合があります。該当するときは、運用設計を見直す必要があります。詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「運用保守」にある「異なるOS間でコピーを実施する場合の注意事項」を参照してください。 上記以外の場合は、指定したコピー元デバイスまたはコピー先デバイスが存在するか確認してください。 |
3 | invalid extent number. | 内部矛盾が発生しました。 | 当社技術員(SE)に資料採取を依頼してください。(注) |
4 | invalid source BoxID. | 内部矛盾が発生しました。 | |
5 | invalid destination BoxID. | 内部矛盾が発生しました。 | |
6 | invalid source OLU. | コピー元デバイスまたはコピー先デバイスが実在しません。 | コピー元デバイスのパーティション情報を確認してください。 |
7 | invalid destination OLU. | コピー元デバイスまたはコピー先デバイスが実在しません。 | コピー先デバイスのパーティション情報を確認してください。 |
8 | invalid extent. | コピー元デバイスまたはコピー先デバイスが実在しません。 | コピー元デバイスまたはコピー先デバイスのパーティション情報を確認してください。 |
11 | invalid source extent size. | 内部矛盾が発生しました。 | 当社技術員(SE)に資料採取を依頼してください。(注) |
12 | invalid copy interval. | 指定したコピー間隔が不当です。 | |
17 | not support. | 指定したコピー機能はサポートされていません。 | 当社技術員(CE)に連絡してください。 |
22 | not STX. | コピー元デバイスまたはコピー先デバイスが実在しません。 | コピー元デバイスまたはコピー先デバイスのパーティション情報を確認してください。 Linux KVMのWindowsゲストOSでバックアップ管理機能を使用していないか確認してください(WindowsゲストOSでは、レプリケーション管理機能だけを利用可能です)。 |
24 | hardware error requiring CE-CALL. | SCSIエラー(CheckCondition)を検出しました。 | 装置の接続状態を確認し、再試行してください。 |
25 | SCSI condition met. | SCSIエラー(Condition met)を検出しました。 | |
26 | SCSI command busy. | 以下のどれかの事象が発生しました。
| 以下のどれかの対処を実施してください。
上記以外の場合は、当社技術員(CE)に連絡してください。 |
27 | SCSI command conflict. | SCSIエラー(Commandconflict)を検出しました。 | 装置の接続状態を確認し、再試行してください。 |
28 | SCSI queue full. | SCSIエラー(Queuefull)を検出しました。 | |
29 | unexpected SCSI error. | SCSIエラー(異常ステータス)を検出しました。 | |
33 | different STX. | 異なる装置にコピーを指示しました。実際の装置と定義情報が異なっています。以下のどちらかに該当している可能性があります。
| AdvancedCopy Managerの環境設定を再実施してください。
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35 | invalid MPHD environment. | MPHDがインストールされていない状態で、MPHDパス名を論理ボリューム名に指定しました。 | MPHDがインストールされているか確認してください。 |
36 | memory allocation error. | メモリの動的確保に失敗しました。 | メモリやスワップ域を十分確保するか、同時に実行しているプログラムを終了させてください。 |
37 | invalid option flag. | 内部矛盾が発生しました。 | 当社技術員(SE)に資料採取を依頼してください。(注) |
38 | invalid SafeDISK environment. | SafeDISK資源はサポートしていません。 | SafeDISK資源以外を指定してください。 |
39 | out of sequence. | 以下のどれかの事象が発生しました。
| 以下のどれかの対処を実施してください。
問題が解決しない場合は、当社技術員(SE)に連絡してください。 |
48 | invalid OLU. | 指定したコピー元デバイスまたはコピー先デバイスが不当です。
| コピー元デバイスまたはコピー先デバイスのパーティション情報を確認し、再試行してください。 |
56 | invalid GDHD environment. | GDHDがインストールされていない状態で、GDHDパス名を論理ボリューム名に指定しました。 | GDHDがインストールされているか確認してください。 |
57 | invalid BoxID. | 指定したリモート筐体識別子が不当です。 | 筐体間の接続状態を確認し、再試行してください。 |
58 | invalid Role. | 指定したリモートコピー方向が不当です。 | |
59 | setup is inadequate | コピー設定が不十分です。以下のどちらかの事象が発生しました。
|
提供されるアドバンスト・コピー機能に必要な設定はETERNUS ディスクアレイごとに異なります。使用するETERNUS ディスクアレイのマニュアルを確認し、その内容に従って設定してください。 上記以外の場合は、当社技術員(CE、SE)に連絡してください。 |
60 | bit map resolution disagree. | 筐体間のビットマップ解像度が不一致です。 | 当社技術員(CE、SE)に連絡してください。 |
61 | communication interrupted. | 筐体間の通信に異常が発生しました。 | 筐体間の接続状態を確認し、再試行してください。 |
62 | another partner is not supported. | 片方の筐体のファームウェアのバージョンが未サポートです。 | 当社技術員(CE)に連絡してください。 |
63 | the session mode was not changed. | セッションモード切替えに失敗しました(元の状態のままです)。 | 筐体間の接続状態を確認し、再試行してください。 |
64 | the session mode crosses. | セッションモード切替えに失敗しました(筐体間の情報が矛盾しています)。 | |
65 | the operation of SnapOPC was failed. | 以下のどれかの事象が発生しました。
| 装置がSnapOPCをサポートしているか確認してください。サポートしている場合は、以下のどちらかの対処を実施してください。
問題が解決しない場合は、当社技術員(CE、SE)に連絡してください。 |
66 | the operation of REC buffer was failed. | RECバッファーの設定変更または情報表示に失敗しました。 | RECバッファーの設定状況を確認し、再試行してください。 |
67 | the operation of concurrent suspend was failed. | コンカレントサスペンドに失敗しました(元の状態のままです)。 | すべてのセッションの状態を確認し、再試行してください。HP-UX、AIX環境の場合は、複写先ボリュームのサイズが、複写元ボリュームのサイズ以上になっていることを確認してください。 |
68 | invalid Snap Data volume. | Snap Data Volumeの指定誤りを検出しました。
| コピー元デバイスまたはコピー先デバイスのパーティション情報を確認し、再試行してください。 |
69 | not support in GR-API. | 指定したボリュームはサポートされていません。 | 指定したボリュームのサイズが2TB未満であることを確認してください。 |
70 | disk drive motor off. | エコモードによってディスクドライブが停止状態です。 | ディスクドライブが起動している状態で再実行してください。 |
79 | Unable to restore the copy session because the Concurrent OPC function is being used. | コンカレントOPCを利用したリストアコピーはできません。 | コンカレントOPCの対象となるコピーセッションを見直してください。 |
80 | Unable to start the Concurrent OPC function. | 以下の理由により、コンカレントOPC機能を開始できません。
| エラー原因を取り除いたあと、再実行してください。 |
81 | The copy source logical volume contains invalid data. | コピー元論理ボリュームに不当なデータがあります。 | 該当論理ボリュームの不当なデータの内容を確認してください。 |
82 | RAID Migration is currently being performed. | 指定ボリュームは、容量拡張を伴うRAIDマイグレーション中です。 | RAIDマイグレーション完了後に再実行してください。 |
83 | Unable to start the Concurrent OPC function because of invalid parameter. | 以下の理由により、コンカレントOPC機能を開始できません。
| エラー原因を取り除いたあと、再実行してください。 |
84 | The number of specified copy sessions exceeds the maximum. | コンカレントサスペンド、コンカレントOPCで指定したセッション数が指定可能な最大数を超えています。 | 対象のセッション数を削減して、再実行してください。 |
85 | Failed to restore the copy session because the phase of the target session is readying. | 以下の理由により、リストアコピーが失敗しました。
| リストアコピーの対象となるセッションの状態を確認してください。 |
86 | Unable to start the Concurrent OPC function because the phase of the latest SnapOPC+ session is readying. | 以下の理由により、コンカレントOPC機能を開始できません。
| 1世代前のSnapOPC+セッションの状態を確認して、再実行してください。 |
87 | Unable to start the Concurrent OPC function because a restoration copy session exists. | 以下の理由により、コンカレントOPC機能を開始できません。
| リストアコピー完了後、再実行してください。 |
88 | ERROR The status of the cascade copy session is incorrect. | コンカレントOPC実行時、指定セッションのカスケード元セッションが静止状態ではありません。 | カスケード元セッションの状態を見直し、再実行してください。 |
89 | ERROR The copy logical source volumes are made by multiple ETERNUS Disk storage systems. | RECに対してコンカレントサスペンドを実行、かつ、コピー先のETERNUS ディスクアレイの経路情報が登録されている際に、指定セッションのコピー元が複数のETERNUS ディスクアレイにまたがっています。 | 対象となる論理ボリュームを見直し、再実行してください。 |
90 | ERROR The source volumes of cascade copy sessions are made by multiple ETERNUS Disk storage systems. | コンカレントOPC実行時、指定セッションのカスケードセッションのコピー元が複数筐体にまたがっています。 | コンカレントOPCの対象論理ボリューム、または、カスケードとなるセッションを見直し、再実行してください。 |
91 | ERROR The transfer mode of the cascade copy session is incorrect. | コンカレントOPC実行時、指定セッションのカスケードセッションがREC(Consistencyまたは同期)ではありません。 | |
92 | ERROR The logical volume is already defined in an Offloaded Data Transfer session. | 指定した論理ボリュームに対して、すでにODXセッションが存在します。 | Webコンソールで、指定した論理ボリュームのODXセッションが完了したことを確認してから、再実行してください。エラーが解消されない場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド(Windows版)』の「ODX(Offloaded Data Transfer)との併用」を参照してください。 |
93 | Used by cascade copy session. | 指定されたコピー先ボリュームに対して、カスケードコピーとなるセッションのコピーが動作中です。 | コピー先ボリュームに対してカスケードコピーとなるEC/RECセッションが存在する場合は、EC/RECを停止した後に再実行してください。 上記以外の場合は、コピー先ボリュームに対してカスケードコピーとなるセッションの物理コピーが完了した後、または、セッションを停止した後に再実行してください。 |
65536 | undefined message. | 内部矛盾が発生しました。 | 当社技術員(SE)に資料採取を依頼してください。(注) |
65538 | not support in virtual GR-API. | 未サポートのアドバンスト・コピー機能を実行しようとしました。 | 本機能で未サポートの機能が動作しました。サポート範囲を確認してください。 |
65539 | invalid compatible device. | 指定したSDXオブジェクトのデバイス名に誤りがあります。 | 正しいデバイス名を指定してください。 |
65540 | not found sdx object in dom-U. | 指定したSDXオブジェクトは存在しません。 | 正しいSDXオブジェクトを指定してください。 |
65543 | not found GDS Volume in dom-0. | 通信先となるホストOSにおいて、指定したデバイスに対応するSDXオブジェクトが見つかりません。 | 正しいSDXオブジェクトを指定してください。 |
65544 | get ip or port error. | ホスト情報設定ファイルからの情報取得に失敗しました。 | 規定のパスに、ホスト情報設定ファイルが正しく設定されているか確認してください。 |
65545 | client error. | ホストOSとの通信に失敗しました。 | ホスト情報設定ファイルに設定した情報が正しいか確認してください。 |
65546 | server error. | ホストOSでのアドバンスト・コピーの実行に失敗しました。 | ホストOSでのアドバンスト・コピー実行において、継続不可能なエラーが発生しています。当社技術員(SE)に資料採取を依頼してください。(注) |
65547 | server API error and no result. | ||
65548 | internal error. | 内部矛盾が発生しました。 | 当社技術員(SE)に資料採取を依頼してください。(注) |
65550 | GDS command error in dom-U. | ゲストOSにおいて、GDSのボリューム情報取得に失敗しました。 | 正しいSDXオブジェクトのスライス名が指定されていることを確認してください。 |
65551 | GDS command error in dom-0. | ホストOSにおいて、GDSのボリューム情報取得に失敗しました。 | ホストOSでGDSのsdxinfoコマンドを実行できることを確認してください。 |
65552 | memory allocation error in dom-U. | ゲストOSにおいて、メモリの動的確保に失敗しました。 | メモリやスワップ域を十分確保するか、同時に実行しているプログラムを終了させてください。 |
65553 | memory allocation error in dom-0. | ホストOSにおいて、メモリの動的確保に失敗しました。 | |
65555 | XDR internal error. | 内部矛盾が発生しました。 | 当社技術員(SE)に資料採取を依頼してください。(注) |
65557 | GDS Volume is not single in dom-0. | 指定したゲストOS上のデバイスに対応するホストOS上のSDXオブジェクトが、シングル構成でありません。 | シングル構成のSDXオブジェクトを、ゲストOSの仮想ブロックデバイスとして割り当ててください。 |
65559 | get domain name error. | ゲスト情報設定ファイルからの情報取得に失敗しました。 | 規定のパスに、ゲスト情報設定ファイルが正しく設定されているか確認してください。 |
65561 | virtual GR-API internal error. | 内部矛盾が発生しました。 | 当社技術員(SE)に資料採取を依頼してください。(注) |
65562 | specified physical device is not found. | 指定したデバイスに対応するホストOS上のデバイスが見つかりません。 | 正しいデバイスを指定してください。 |
65563 | virsh dumpxml command error. | ホストOSにおいて、ゲストOSのドメイン情報取得に失敗しました。 | ホスト情報設定ファイルまたはゲスト情報設定ファイルに設定した情報が正しいことを確認してください。 |
65564 | setupdi function error. | Windowsからのデバイス情報取得に失敗しました。 | 当社技術員(SE)に資料採取を依頼してください。(注) |
65565 | registry access error. | レジストリのアクセスに失敗しました。 | |
65566 | specified physical drive is not found. | 指定したデバイスがゲストOS上に見つかりません。 | 正しいデバイスを指定してください。 |
65567 | invalid virtual disk name is specified. | 指定したデバイスが不当です。 | 正しいデバイスを指定してください。 |
65568 | get partition info error. | パーティション情報の取得に失敗しました。 | 正しいデバイスを指定してください。 |
65569 | udevadm command error. | ゲストOSにおいて、仮想ディスクの情報取得に失敗しました。 | 正しいデバイスを指定してください。 |
65570 | get slot number error. | 仮想ディスクに対応するPCI情報の取得に失敗しました。 | 正しいデバイスを指定してください。 |
65571 | invalid host ACM is requested. | 通信先ホスト上のAdvancedCopy Managerは要求を受け付けませんでした。 | ホスト情報設定ファイルに設定した情報が正しいことを確認してください。 |
65572 | invalid logical volume name. | 指定したデバイスが実在しません。 | 指定したデバイスが存在するか確認してください。 |
65573 | invalid PCI information. | システムのディスク情報に不整合があります。 | ゲストOSを再起動してください。 |
注: 調査資料の採取方法は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「調査資料の採取」を参照してください。