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ETERNUS SF Express 16.1 / Storage Cruiser 16.1 / AdvancedCopy Manager 16.1 移行ガイド
FUJITSU Storage

A.31 Solaris/Linux版マネージャー運用環境のリストア

以下の手順に従って、Storage Cruiserマネージャーの環境をリストアしてください。

参考

手順内の表記について

ディレクトリ名

説明

$BAK_DIR

バックアップ先のディレクトリ

  1. 以下のシェルスクリプトを実行して、ETERNUS SF Managerのサービスを停止します。
    インストール処理によって自動で起動されたETERNUS SF Managerのサービスの起動処理が完了する前にシェルスクリプトを実行すると、エラーが発生します。エラーが発生した場合は、数十秒後に再度実行してください。

    /opt/FJSVesfcm/bin/stopesf.sh
  2. 装置管理情報をリストアします。
    リストア先ディレクトリ配下のファイルを削除します。
    ただし、リストア先ディレクトリ自体は削除しないでください。リストア先ディレクトリが存在しない場合は、ディレクトリを作成してください。

    rm -rf /var/opt/FJSVssmgr/current/opencimom/logr/*

    ファイルを退避場所からコピーします。

    cp -Rp $BAK_DIR/var/opt/FJSVssmgr/current/opencimom/logr/* /var/opt/FJSVssmgr/current/opencimom/logr/
  3. 性能管理機能に関するファイルをリストアします。
    性能管理機能を使用していない場合、および、性能管理機能に関するファイルをバックアップしていない場合は、この手順は不要です。
    リストア先ディレクトリ配下のサブディレクトリとファイルを削除します。
    ただし、リストア先ディレクトリ自体は削除しないでください。リストア先ディレクトリ自体が存在しない場合は、ディレクトリを作成してください。

    rm -f /etc/opt/FJSVssmgr/current/perf.conf
    rm -rf /var/opt/FJSVssmgr/current/perf/*

    サブディレクトリとファイルを退避場所からコピーします。

    cp -p $BAK_DIR/etc/opt/FJSVssmgr/current/perf.conf /etc/opt/FJSVssmgr/current/
    cp -Rp $BAK_DIR/var/opt/FJSVssmgr/current/perf/* /var/opt/FJSVssmgr/current/perf/

    コピー後、perf.conf(性能管理定義ファイル)を編集してください。
    編集内容は以下のとおりです。

    MONITORING_SIZE

    性能監視中の装置数が、10進数で指定されています。
    「MONITORING_SIZE」パラメーターを0に設定してください。

    MONITORING_番号

    性能監視中の装置情報、および閾値監視の有効/無効値が設定されています。
    すべての「MONITORING_番号」パラメーターの行を削除してください。

    [編集前]

    #Tue Nov 05 20:11:02 JST 2013
    PERF_DATA_KEEP_DAYS=7;
    LOG_ROTATION=2;
    MONITORING_SIZE=1
    MONITORING_0=1.3.6.1.4.1.211.1.21.1.100@00ETERNUSDXMS0ET410SA#####KP1234567890##:30,0,63,Thresholds_Enable

    [編集後]

    #Tue Nov 05 20:11:02 JST 2013
    PERF_DATA_KEEP_DAYS=7;
    LOG_ROTATION=2; 
    MONITORING_SIZE=0

    注意

    perf.conf ファイルに「ENABLED_ECO_MODE」または「ENABLED_PORT_ISCSI」パラメーター定義がない場合、移行後に定義を追加してください。

    perf.conf ファイルのパラメーターのカスタマイズ方法は、『ETERNUS SF Storage Cruiser 運用ガイド』の「perf.confパラメーター説明」を参照してください。

  4. カスタマイズ可能なファイルをリストアします。
    バックアップを採取していないファイルやディレクトリは、リストア不要です。
    サブディレクトリとファイルを退避場所からコピーします。

    cp -p $BAK_DIR/etc/opt/FJSVssmgr/current/sanma.conf /etc/opt/FJSVssmgr/current/
    cp -p $BAK_DIR/etc/opt/FJSVssmgr/current/ssmgr.conf /etc/opt/FJSVssmgr/current/
    cp -p $BAK_DIR/etc/opt/FJSVssmgr/current/trapop.sh /etc/opt/FJSVssmgr/current/
    cp -p $BAK_DIR/etc/opt/FJSVssmgr/current/traprm.sh /etc/opt/FJSVssmgr/current/
    cp -Rp $BAK_DIR/etc/opt/FJSVssmgr/current/eventmail/* /etc/opt/FJSVssmgr/current/eventmail/
  5. SNMPトラップ XML 定義ファイルのカスタマイズを再実施します。
    バックアップを採取していない場合は、この手順は不要です。
    『ETERNUS SF Storage Cruiser 運用ガイド』の「SNMPトラップXML定義ファイル説明」を参照し、本バージョンレベル用のSNMPトラップXML定義ファイルをカスタマイズします。カスタマイズの内容は、以下に格納されている旧バージョンレベル用のSNMPトラップXML定義ファイルを参照してください。

    バックアップファイル格納ディレクトリ

    /etc/opt/FJSVssmgr/current/snmpth

  6. 装置ポーリング設定ファイルをリストアします。
    バックアップを採取していない場合は、この手順は不要です。
    ファイルを退避場所からコピーします。

    cp -p $BAK_DIR/etc/opt/FJSVssmgr/current/devicepolling/*.xml /etc/opt/FJSVssmgr/current/devicepolling/
  7. ポーリングサービス設定ファイルのカスタマイズを再実施します。
    バックアップを採取していない場合は、この手順は不要です。
    『ETERNUS SF Storage Cruiser 運用ガイド』の「ポーリングサービス設定ファイル説明」を参照し、本バージョンレベル用のポーリングサービス設定ファイルをカスタマイズします。カスタマイズの内容は、以下の旧バージョンレベル用のポーリングサービス設定ファイルを参照してください。

    バックアップファイル

    /etc/opt/FJSVssmgr/current/polling/pollingService.xml

  8. 以下のシェルスクリプトを実行して、ETERNUS SF Managerのサービスを開始します。

    /opt/FJSVesfcm/bin/startesf.sh