1台のETERNUS SF Managerで管理できる装置台数は、以下の評価式を使用して判定します。評価式で算出した値(総合評価値)が1024を超える場合は、複数のETERNUS SF Managerに分割して管理してください。
総合評価値 = 基底値 + 登録装置の評価値 + 障害監視の評価値 + 性能管理の評価値 + AdvancedCopy Managerの評価値 + QoS自動化機能の評価値 + レポーティング機能の評価値
ETERNUS SF Managerの動作(ストレージ自動階層制御を含む)に必要となる値です。以下の値を指定してください。
基底値 = 304
登録装置の評価値は、以下の式で算出した値を指定してください。
登録装置の評価値 = 装置ごとの評価値1 + 装置ごとの評価値2 + 装置ごとの評価値3 + 装置ごとの評価値4 + 装置ごとの評価値5 + 装置ごとの評価値6
装置ごとの評価値は、下表から登録する装置に応じた評価値を選択してください。
登録する装置台数が6台以下の場合は、登録する装置数だけ指定してください。7台以上の場合は、評価値の大きい装置6台の値を指定してください。
装置種別 | 登録する装置 | 評価値 | |
---|---|---|---|
NAS機能 | NAS機能 | ||
ストレージ装置 | ETERNUS DX80 S2/DX90 S2 | 23 | - |
ETERNUS DX100 S3/DX200 S3 | 23 | 33 | |
ETERNUS DX410 S2/DX440 S2 | 25 | - | |
ETERNUS DX500 S3/DX600 S3 | 25 | 35 | |
ETERNUS DX8100 S2 | 25 | - | |
ETERNUS DX8700 S2 | 40 | - | |
上記以外のETERNUS DX series | 30 | - | |
ETERNUS DX series以外の手動組込みのストレージ装置 | 5 | - | |
サーバ | VMware vSphere4以降(注) | 35 | - |
Storage Cruiserエージェントインストール済みのサーバノード | 30 | - | |
AdvancedCopy Managerエージェントだけをインストール済みのサーバノード | 10 | - | |
エージェント未インストールのサーバノード | 5 | - | |
スイッチ装置 | ETERNUS SN200、PRIMERGY BX600ファイバーチャネルスイッチブレード、Brocade series、Brocade VDX series、PRIMERGYコンバージドスイッチブレード | 20 | - |
CFX2000 series、PRIMERGYコンバージドファブリックスイッチブレード(10Gbps 18/8 +2) | 5 | - | |
テープライブラリ装置 | ETERNUS LT250/LT270 | 20 | - |
ETERNUS LT250/LT270以外のETERNUS LT series | 5 | - | |
その他 | 上記以外の装置 | 5 | - |
注: VMware vSphereでVM運用しているサーバ(VMゲスト)の場合、評価値の指定は不要です。
障害監視の評価値は、以下の式で算出した値を指定してください。
障害監視の評価値 = 0.3 * 登録装置台数
VMゲストを除く、すべての登録装置の台数
性能管理を実施する場合は、以下の式で算出した値を指定してください。
性能管理の評価値 = 13.5 * 性能管理の対象装置台数
性能を監視するストレージ装置とスイッチ装置の台数
AdvancedCopy Managerのバックアップ管理機能またはレプリケーション管理機能を使用する場合は、以下の式で算出した値を指定してください。
AdvancedCopy Managerの評価値 = 20
QoS自動化機能を使用する場合、以下の式で算出した値を指定してください。
QoS自動化機能の評価値 = 10 + 0.2 * QoS自動化対象ストレージ装置内のFTV数の総和
QoS自動化機能を有効化する全ストレージ装置内のFTV数の総和
レポーティング機能を使用する場合は、以下の式で算出した値を指定してください。
レポーティング機能の評価値 = 0.3 * レポーティング対象ストレージ装置内のボリューム数の総和
レポーティング機能を有効化する全ストレージ装置内のボリューム数の総和
上記の式により評価した構成例を以下に記載します。
例
ETERNUS DX200 S3: 30台
ETERNUS SN200: 6台
Storage CruiserおよびAdvancedCopy Managerエージェントインストール済のサーバノード: 70台
ETERNUS LT250: 2台
ETERNUS DX200 S3: 30台
ETERNUS SN200: 6台
QoS自動化機能
レポーティング機能
NAS管理
304 + (30 + 30 + 30 + 30 + 30 + 30) # 登録装置の評価値 + 0.3 * (30 + 6 + 70 + 2) # 障害監視の評価値 + 13.5 * (30 + 6) # 性能管理の評価値 + 20 # AdvancedCopy Managerの評価値 + 0 # QoS自動化機能の評価値 + 0 # レポーティング機能の評価値 = 1022.4
例
ETERNUS DX600 S3: 6台 (このうち1台でNAS運用)
ETERNUS SN200: 2台
VMware vSphere4サーバ: 18台
ETERNUS DX600 S3: 6台
ETERNUS SN200: 2台
QoS自動化対象の全ストレージ装置内のFTV数の総和 : 500個
レポーティング対象の全ストレージ装置内のボリューム数の総和 : 800個
304 + (35 + 35 + 35 + 35 + 35 + 35) # 登録装置の評価値 + 0.3 * (6 + 2 + 18) # 障害監視の評価値 + 13.5 * (6 + 2) # 性能管理の評価値 + 20 # AdvancedCopy Managerの評価値 + 10 + 0.2 * 500 # QoS自動化機能の評価値 + 0.3 * 800 # レポーティング機能の評価値 = 999.8