ページの先頭行へ戻る
PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 4.3 導入運用手引書

4.7 clorabr - 設定情報のバックアップ/リストア

実行ユーザー

スーパーユーザー

形式

/opt/FJSVclora/bin/clorabr { backup | restore } [ -d backup_directory ]

機能説明

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle は、PRIMECLUSTER システムのバックアップ/リストア機能 (cfbackup/cfrestore) に対応していますが、本コマンドにて、PRIMECLUSTER Wizard for Oracle のみの設定情報をバックアップ/リストアすることもできます。

注意

PRIMECLUSTER システムのバックアップ/リストアは、「PRIMECLUSTER 導入運用手引書」 の 「第11章 PRIMECLUSTER システムのバックアップ/リストア」 を参照してください。

バックアップ/リストアする情報

  • /opt/FJSVclora/etc/FJSVclora.pwd

  • /opt/FJSVclora/etc/clgetoralog.conf

  • /opt/FJSVclora/usr/*

パラメータ
backup

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle の設定情報をバックアップします。本オプションを指定して実行したとき、標準出力にバックアップされるファイル一覧が表示されます。バックアップされた情報は、指定されたディレクトリまたは本コマンド実行ディレクトリ (カレントディレクトリ) 上のFJSVclora 内に格納されます。(例えば、カレントディレクトリが /var/tmp のときに本コマンドを実行すると、/var/tmp/FJSVclora 配下にバックアップ情報が格納されます。)

restore

以前バックアップしていた PRIMECLUSTER Wizard for Oracle の設定情報をリストアします。本オプションを指定して実行したとき、標準出力にリストアされるファイル一覧が表示されます。バックアップされた情報が指定するディレクトリまたは、本コマンド実行ディレクトリ (カレントディレクトリ) 上の FJSVclora 内に存在することを確認してから実行してください。(例えば、/var/tmp/FJSVclora 配下にバックアップ情報が格納されている場合、/var/tmp に移動した後に本コマンドを実行してください。)

注意

リストアできる設定情報はPRIMECLUSTER Wizard for Oracle の以下のバージョンです。

  • 4.2A00

  • 4.2A01

  • 4.2A02

  • 4.3A10

  • 4.3A20

[ -d backup_directory ]

バックアップ先または、リストアするデータの格納先ディレクトリをフルパスで指定します。バックアップ時には、指定されたディレクトリ上に FJSVclora ディレクトリが作成されデータが格納されます。リストア時には、指定されたディレクトリ上の FJSVclora ディレクトリからデータがリストアされます。指定しない場合、コマンドを実行するカレントディレクトリ上でバックアップ、リストアされます。

終了ステータス

0 : 正常終了
0 以外 : 異常終了