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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 4.3 導入運用手引書

4.6 clorainfo - 設定情報や監視状態の表示

実行ユーザー

スーパーユーザー

形式

/opt/FJSVclora/bin/clorainfo { -c [ RMSconfiguration ] | -e | -m [ ResourceName ] | -v }

機能説明

本コマンドは、PRIMECLUSTER Wizard for Oracle の設定情報や状態を表示します。

パラメータ
-c [ RMSconfiguration ]

指定された RMS 構成定義に含まれる PRIMECLUSTER Wizard for Oracle リソースの設定情報を表示します。RMSconfiguration には、RMS 構成定義名を指定します。
RMSconfiguration を省略した場合、現在有効となっている RMS 構成定義に含まれる PRIMECLUSTER Wizard for Oracle リソースの設定情報を表示します。

-e

ローカルノードに設定されたカーネルパラメータ値や、ローカルノード上の Oracle 環境の設定情報を表示します。

参考

Oracle RAC 環境においてリスナーリソースを RMS に登録している場合、本オプションを実行すると "TNS name registered in RMS" の項目が表示されますが、Oracle RAC の場合はリスナーリソースに「OracleTNS名(TNSName)」を設定することはできません。

# /opt/FJSVclora/bin/clorainfo  -e
    :
  node1 : Ora_APP1_LISTENER_NODE1.l
----------------------------------------------------------------
  User registered in RMS (uid)  : oracle (504)
  User Group (gid)              : oinstall (504)
                                : dba (505)
  ORACLE_HOME                   : /u01/app/oracle/product/db
  Listener registered in RMS    : LISTENER_NODE1
  Protocol Addresses            : (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)…
                                : (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)…
  TNS name registered in RMS    : ----
    :
-m [ ResourceName ]

ローカルノード上の PRIMECLUSTER Wizard for Oracle リソースの現在の監視状態 (監視が行われているかどうか) を表示します。(enable:監視有効状態、disable:監視無効状態)
ResourceName を指定した場合、指定されたリソースの監視状態を確認し、次の復帰値を返します。
0:RMS 稼動中で、かつ監視有効状態
2:RMS 稼動中で、かつ監視無効状態
10:RMS 停止中で、かつ監視有効状態
12:RMS 停止中で、かつ監視無効状態
ResourceName に指定する PRIMECLUSTER Wizard for Oracleリソース名は、ローカルノード上に存在するものでなければなりません。
ResourceName を省略した場合、ローカルノード上の全 PRIMECLUSTER Wizard for Oracle の全リソースの監視状態を表示します。

-v

ローカルノードにインストールされている PRIMECLUSTER Wizard for Oracle のパッケージ情報を表示します。

終了ステータス

0 : 正常終了、または RMS 稼動中で、かつ監視有効状態("-m ResourceName" 指定時)
2 : RMS 稼動中で、かつ監視無効状態("-m ResourceName" 指定時)
10 : RMS 停止中で、かつ監視有効状態("-m ResourceName" 指定時)
12 : RMS 停止中で、かつ監視無効状態("-m ResourceName" 指定時)
上記以外 : 異常終了