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Interstage Service Integrator V9.5.1 解説書
FUJITSU Software

B.2.3 その他の要素

Variables

ビジネス・プロセス内で使用する変数を定義します。

変数は、Invoke、Receive、Replyにより他のサービスと送受信するメッセージ、およびビジネス・プロセスの状態を格納するために使用します。

PartnerLinks

Invoke/Receive/Replyで連携するサービスを定義します。

PartnerLinksには2つの属性があり、Invokeによりビジネス・プロセスから呼び出すサービスは属性partnerRole、Receive/Replyにより他のサービスから呼び出されるためにビジネス・プロセス自身をサービス化したものは属性myRoleとなります。

FaultHandlers

エラー情報を受け取ります。障害種別ごとにエラーを受取り、それぞれのエラー処理を行うことができます。

CorrelationSets

ビジネス・プロセスのインスタンスとメッセージを関連付けます。

CorrelationSetsでは、ビジネス・プロセスのインスタンスとメッセージを関連付けるための識別子を、送受信するメッセージ内のどこに設定するかを定義します。

Invokeでサービスを呼び出し、後に呼び出したサービスからのメッセージを、Invokeを実行したインスタンスと同じインスタンスでReceiveしたい場合、InvokeとReceiveのプロパティに同じCorrelationSetsを定義し、Invokeのinitiate属性にYesを設定します。この設定により、Invoke実行時に送信メッセージ内のCorrelationSetsで定義された位置にある識別子を記憶し、Receiveでは同じ識別子がメッセージ内に定義されているメッセージだけを同じインスタンスにルーティングします。

initiate属性の各設定値の意味は以下のとおりです。なお、使用する識別子は一意なものを使用してください。